いっぱしのタンデムライダーです

　のこむぎはバイクが大好き。13歳になって急速に体力が落ちてきて、昔のように遠距離の散歩は難しくなってきましたが、バイクがあれば遠くの公園へもワープ可能ですからね。

　我が通勤快速バイク、ベンリィ号の荷台にM8ボルト4本でガッチリこむボックスを固定し、その箱にこむぎを乗せて出掛けます。ハーネスにタイダウンベルトを接続して、箱からの飛び出しを防ぐような造りになっているので安心です。

都立長沼公園は、公園と云うより ハイキングフィールドであります

　バイクの風を切って進む感覚が大好きなようで、タンデム中はキョロキョロと周りを見回しながら、くんくん空気の臭いを嗅いでおります。体力が落ちて散歩が近所に限定されがちでしたけれども、バイクを利用する事で目的地のバリエーションも増えましたよ。

　最近ではバイクで出掛けるのが当たり前になり、普通の散歩では満足出来なくなりつつあるようです。

　「父ちゃんと、こむと、バイクで、行く？」

　とゆっくり喋ると、それをきちんと聞き取り、嬉しさにクルクル回り始めます。こむは本当にバイクが好きだなぁ。

　こうなることは想定済みです。

　湊かなえ著「ブロードキャスト」（角川書店）からのお言葉です。こむBOXを拵えた際に、きっとバイクが好きになるだろうなと想像しましたので、想定内の反応ではあるのですが、それにしてもこんなに強烈にバイクが好きになるとは！

　昨日も仕事の前の午前中、都立長沼公園までバイクで移動し現地で1時間ほど林間のハイキングを楽しんで参りました。行き帰りのバイクでの移動も楽しげでしたよ。カーブを曲がる際、きちんと体を傾けたりして、いっぱしのタンデムライダー気取りであります。こむぎも既に13歳。あと何年元気にバイクで出掛けられるか分かりませんけれども、少しでも多く、楽しい想いをさせてあげたいと考えております。

【つづく】

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