料理ってほんとに「料理」っていえるのかよ、っていう疑問が昔からあって、ずっと引っかかっていた訳。だってそうでしょ、居酒屋で鍋料理頼んでみなよ、「○○鍋、お待たせしました〜」って持ってくるけどさ、どう見たってありゃ「素材」だよな。料理じゃないよ。だって調理するの俺なんだもん。でね、ず〜と「ありゃ反則だぜ」って思ってたんだ。
でもね、不思議と美味いんだよな、鍋って。脈絡無く材料ぶっこんでいるように見えて、結構、食えるもんね。あれってさ、結局、自分の好みで味付けするから、美味く感じちゃうんじゃないかなぁ。
このコーナーは「泰鍋」。脈絡無く素材を提供するからさ、自分自身で調理してよって事。美味いかどうかはアンタ次第。でもね、結構イケると思うよ、泰鍋。
なべ【鍋】
肴(な)を煮る瓮(へ)の意
- 食物を煮たり、いったり、いためたりする器。金属製または陶器製で、ふつう円形で釜よりも底が浅く、蓋・把手・つるなどをつける。
- 「なべりょうり(鍋料理)」の略。
- 女中や下女の通名。おなべ。
小学館 国語大辞典(新装版)より