は零細なる自営業者ですが、これでも一応、自宅とは別に仕事場を持っております。通称「万願寺基地」。毎日そこまで、ファットバイクのデブ号で通勤しています。「基地」という表現は伊達ではなく、仕事場でありながら、私の私物も多数収納されております。大量の書籍を収めた書庫をはじめ、ロードバイクのピンク号は置いてありますし、自転車やオートバイのメンテ用の工具類も全てここ。

　更にメインPCもここ万願寺基地に設置されています。高速なIPV6光ファイバ回線も引かれていて、あらゆる作業がここ万願寺基地で、快適に実行可能なのでありました。勿論、YasZoneの管理もここで行なっておりますぞ。LANは1000BaseTで、レーザプリンタ、カラープリンタの他、ソーター付き高速スキャナ、コピー機もLANに接続されている状態。何でも揃っていて、座っているだけで嬉しくなってくる空間です。

　ああ、やっぱり店はいい。いまではここが自分の本当の家だという気がするな。

　原田マハ著「たゆたえども沈まず」（幻冬舎）からのお言葉です。休みの日だというのに万願寺基地で過ごす事も割と多く、仕事場でありながら、私の大好きな場所である事に間違いありません。何しろ「基地」でありますからな。世の趨勢が「働き方改革」を指向しつつあるというのに職場が大好きというのは、まさに時代に逆行するような行動である訳ですが、ある意味、自分の「基地」を持っているのは、大層幸せな事なのかも知れませんね。

【つづく】

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