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  今週のお言葉  

NIKON A900

 うところあって、生まれて初めてコンデジ(コンパクト・デジタルカメラ)を購入しました。ニコンA900。実売価格3万円弱の普及機でありまして、流行(はやり)のミラーレス一眼などの高級機ではありません。レンズも取り替えられないですしね。

光塩幼稚園手前の栗林の道にて
1/30sec F4.0

 私は元々、ニコンD50というデジタル一眼レフカメラを使っておりました。D50は古い機種で、しかもエントリーモデルではありましたが、それでも一眼レフはあらゆる場面で反応が早く、とても使い勝手が良かったのであります。しかしサイクリングに持って行くには少々大き過ぎたのも事実。雨にも弱いですしね。結局一眼レフを使う機会は減ってしまい、今年の正月に北海道に住む下の息子が帰省してきたおりに、交換レンズ共々譲ってしまったのでありました

 まともなカメラを所有していない状態になりましたが、一応スマートフォンのカメラがありましたから、わざわざコンデジを買おうとは考えませんでした。確かにスマホのカメラはフォーカスも遅いしレンズも暗いし、カメラとしては(はなは)だ使いにくい代物です。しかし一度でもデジタル一眼レフを使ってしまうと、中々コンデジにお金を使う気にならないのも事実でありましょう。と申しますのも、私は長い間、コンデジとスマホのカメラにそれ程大きな差はないと思いこんでいたのであります。

 特に最近のスマホの宣伝を見ておりますとカメラの高性能化が盛んにプッシュされていて、新型のiPhoneXにしろ、Galaxy Note8にしろ、被写界深度を浅く取ったような、背景をぼかした撮影が可能になっているそうでありますからな。

 今日び、中学生が持つ携帯電話にすら、デジタル画像システムは付属しているのだ。

都立七生公園にて
1/400sec F3.4

 白鳥和也著「丘の上の小さな街で」(えい文庫)からのお言葉です。ここまで出来るのであれば、わざわざコンデジを買う必要はないだろうと考えるのも無理からぬ事でしょう。しかしよく考えてみれば、スマホに搭載されているような暗く小さなレンズでは、絞りを解放側に振ったとしても被写界深度を浅くする事など物理的に不可能であろう事にすぐに気付きます。iPhoneXにしろ、Galaxy Note8にしろ、広角と望遠の二つのカメラで同時に撮影し、2つの映像の差分をデジタル処理して、被写界深度をエミュレートしているに過ぎないと思われます。

 コンデジが、スマホカメラとは比較にならない性能であると気付いたのは、実は最近の事。特に今回購入したニコンA900は、光学35倍ズームですし、レンズも割と明るい。元々の光学的な性能自体、そこそこ高いのであります。

 しかもA900は、撮った写真をBluetooth(無線通信)で自動的にスマホに転送する機能(NIKON SnapBridge)を有しています。スマホカメラの唯一のアドバンテージは、撮った写真をメールで送ったりSNSにアップしたりしやすい所でありましたが、その点についてもA900は遜色ないのでありました。

 ポケットに入れて持ち運ぶ事が出来て、そこそこの光学的性能を有し、スマートフォンへのデータ転送も自動。今回は64ギガバイトのSDXCメモリをインストールしましたから容量的には十分でしょう。コンデジを買うのは初めてでありましたが、その性能には中々満足しているのでありました。 Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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