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  今週のお言葉  

 のこむぎは「散歩」という言葉を完全に理解していいます。不用意に「散歩」と口に出したら最後、散歩に連れて行って貰えると勘違いして、その辺をクルクル回り始めてしまうくらい散歩が大好き。「明日は午前中から雨が降り出す予報だから、散歩は朝早めに行かなくちゃ」なんて台詞をこむぎに聞かれようものなら、さあ大変!すぐに散歩に連れて行って貰えると勘違いして、狂喜乱舞すること間違いなし。そこで我々は、彼女にバレないように「こむ散歩」と云わずに「むこぽんさ」という符丁で呼ぶようにしているくらいであります。

 最近のお気に入りは、多摩動物公園の正門前を通って、中央大学の敷地を巻くように栗林の脇の道でカトリック高幡教会脇を抜け、都立七生公園を一周してから戻るルートです。特に栗林の道は木のトンネルになっていて、特に秋の朝は気持ちが良い事この上無し。ところがこの栗林の道に、最近、犬のうんちが落ちているのでありますよ。実は犯人は分かっています。柴犬を連れた70代前半とおぼしき男性。犬にうんちをさせた後、その始末をせずに立ち去ったのを、複数回目撃しておりますからね。そもそも、うんち袋も何も持っておらず、手ぶらで犬の散歩に来ていること自体、完全に確信犯であると申せましょう。

 この男性、我々のような周回ルートではなく、栗林の道を往復するのがルーティンであります。先日、私とこむぎが栗林の道をカトリック高幡教会に向かって歩いておりますと、(くだん)の男性が犬を連れてこちらに向かってくるのが眼に入りました。きっと教会まで行って、戻ってきたところなのでありましょう。

 うひゃひゃひゃひゃ〜!!見てしまいましたぞ〜!!!その男性が、うんちを踏んだのであります。すれ違いざまに素早く観察したところ、ほっかほかの湯気が立ちそうな奴を、グニュリとやっちまった模様。周りには他に犬の散歩中の方はおらず、状況から考えて、自分が放置したうんちを自ら踏んだようでありますよ。

 ときには代償は支払わねばならぬものだ。

 J.K.ローリング著「ハリーポッターと呪いの子 スペシャル・リハーサル・エディション・スクリプト」(静山社)からのお言葉です。嗚呼、神はちゃんと見ていらっしゃるのでありますなぁ。まさに自業自得。他人の不幸を喜ぶのはイケない事だとは知りながら、壮快な気分になった朝でありました〜。彼もこれで懲りてくれると良いのですがね。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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