ードバイクに乗るようになってから7年程経ちます。乗り始めた頃に比べれば、年間走行距離はかなり減ってしまいました。仕事が忙しくなったとか、かみさんと過ごす時間が増えたとか、様々な要因は確かに存在します。しかし最大の原因は、自転車に対する興味や物欲が収まってきてしまった事でありましょう。当時は毎月複数の自転車雑誌を買い漁り、次から次へと欲しいモノが出てきたものであります。あの頃に比べれば淡泊なモノ。タイヤとかチューブとか、最低限の消耗品しか買いませんものね。

　今でも辛うじて、毎年欠かさずグランフォンド八ヶ岳（108Km）には出場しております。しかし、走行タイムを意識したりする事もなく、楽しく完走を目指しているに過ぎません。昔はこうしたサイクル・イベントの数週間前に現地に赴いて予定コースを実走し、時間配分の計画を立てたりしたもんです。まさに今や昔でありますなぁ。

　本当は週末の度に100Km超のサイクリングに出掛け、頻繁に和田峠にアタックし、スリムな体型を手に入れるのが理想でありました。でも最近はダレちまって、午前中にDVDを観ながら30分〜45分のローラーゴンゴロをするのが精一杯。これでは体重は増えるばかり、同時に体力的なパフォーマンスは落ちて来るばかりであります。

　残念ながら、その理想に僕は遠く及ばない。

　森博嗣著「ナ・バ・テア」（中央公論新社）からのお言葉です。練習不足もあるでしょうが、50歳を越えて、急に体力の衰えを感じるようになりました。理想に及ばないのはある意味諦めざるを得ないとして、少なくとも週末には、自転車散歩程度には出掛けないとなぁとは思ってはいるのですが・・・。

【つづく】

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