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富士山が綺麗に見えました |
曜日にグランフォンド八ヶ岳に出走し、お陰様で何とか完走を果たす事が出来ました。このイベント、今回で7回目。私は第1回大会から毎年エントリし続けていて、昨年の第6回大会で荒天の為DNS(DoNotStart:出走せず)した以外は、全て完走を果たしています。確か第1回大会は120Km位だったと記憶しています。毎年少しずつコースに変更が加えられ、今年は全長108Km、累積獲得標高2,000m超であります。
いつも定宿にしているペンション・ブルーイングリーンは、今年から休前日の一人泊が出来なくなってしまったので、泣く々々安い適当なペンションを押さえる事になりました。そうです、今年は仲間とではなく独りでの出場なのでありますよ。実はこれには後日談があって、ボロい宿の確保も済んだ頃、URIBOZのともちんさんから「今年GFYどする?」ってなメールを頂いて、慌ててブルーイングリーンに当たったら当然ながら既に満室。押さえてあったボロいペンションはシングルルームで、ともちんさんと一緒の布団で寝る訳にもいかず、かと云ってこちらも全室ソールドアウトの状態。という訳で、ともちんさんは今回の出走は諦めたという経緯があったのでした。
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好位置からのスタートです |
朝4時45分に宿を出て、5時に駐車場に到着。今回大会本部から割り振られた駐車場は丘の公園で、スタート地点の清泉寮までは約3Kmの登りであります。ま、この位なら逆に体が温まって良いや。スタート地点に到着するとちょうど太陽が昇り始めました。昨年の荒天と打って変わって、朝から空気が澄んでいます。富士山もくっきり見えますぞ。
約3,000人の出走と聞いておりましたが、私のスタート位置は前からざっと100番目位であります。むふふ、中々良い位置が取れました。朝早くまだ暗いうちに宿を出た甲斐ががありましたよ。それにしてもいつになく体が軽いのは何故でありましょうや。答えは明白。前日に呑んでいないのであります。仲間と来るとどうしても前夜は酒盛りになってしまって、それが楽し過ぎて深酒し、翌朝は宿酔気味でのスタートというのがいつものパターンなのであります。今日は酒が入っていない分、パワーが出そうな気が致します。
スタート後300m登って、突き当たりの八ヶ岳高原ラインを左折。多少の登り返しはあるものの基本的に下り基調の道で、一気に小淵沢を目指します。う〜む、何かいつもと違う・・・。まだ第一エイドステーションを過ぎたばかりだというのに、脚が重くなってきました。ありり、こんな筈じゃ無いのにな。最近忙しさにかまけて実走をサボっていたツケが回ってきたのでしょう。ローラー台は続けておりましたが、負荷を軽く設定して使っておりましたし、そもそも長くて1時間ちょっとしか乗りませんからね。実際に坂を登る際の運動強度とは比べようもない訳で、まだ全行程の20%程度しか走ってないというのに、こりゃちょっとマズい雰囲気であります。
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完走後の豚汁は最高であります |
それでも騙し騙し中央道須玉ICまでやってきました。ここがコースの最下点。ここからは徹底して登りばかりなのでありますよ。明野中学の前を通ってハイジの村まで登る道は、なにげにキツいのでありまして、しかもエイドステーションで無料で配っていた「疲労回復ココナッツドリンク」を水筒に入れていたもんですから、さあ大変。どろんとした食感で不味いの何のって!登りで汗かいて水分補給しなきゃいけないのに、一口も喉を通って行かないのであります。無料より高価いものは無し。吝嗇な事をするとこうなっちゃうよという見本のような顛末。明野中学を越えた辺りで自販機を発見!すかさず中身をポカリに入れ替えたのでした。
第4エイドの明野太陽館で、恒例の金時芋パイを堪能し、いざ出発しようとしたら係員に止められてしまいました。この先コース上に倒木があって、コース変更も含めて大会運営委員が対応を検討中の為、ここ第4エイドで待機して下さいとの事。何だと〜!脚が重いながらも一生懸命ペースを保ってここまで来たというのに、足止めされている内に後から後から次々と自転車が集まってきています。あ〜あ、折角のアドバンテージが無くなってしまいました〜。
30分以上の足止めの後、やっと出発して、第5エイドの美味しい学校へ向かいます。それにしてもキツい。左足、ちょうど膝の上辺りが痛くなって来てしまいました。これはもう騙し騙し行くしかありません。第5エイドでは小休止程度に留めて、ゆっくりとペースを落とした省エネ走法で、海岸寺の坂を登ります。今日は後半、インナー・ローばっかり。
何とか、丘の公園まで戻って参りました。後は清里駅前まで登って、美しの森を反時計回りにグルっと回って、ゴールです。やった〜。一応、足着き無しで完走する事が出来ました。途中から脚も痛くなっちゃったし、今までで一番キツかった気がします。やっぱり練習不足はいけませんなぁ。来年のグランフォンドに備え、何とか時間をやりくりして、普段からもっと実走に出ようと思いま〜す。
【つづく】
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