に春めいてきました。桜の花も二週間遅れでようやく咲いたと思ったら、あれよあれよと云う間にすっかり葉桜に。ローラーゴンゴロも嫌いではありませんが、これから暖かくなるにつれ、積極的に自転車でお出掛けしますよ〜。
4月に入って清里への二泊三日サイクリングに出掛けて参りました。東京の西部、日野に住む身としましては、大月や甲府や清里や河口湖や山中湖は割と親しみのある地区であります。はっきり申し上げますと、目新しいところなどあまり無い筈の、勝手知ったる定番のお出掛け場所。ところがいざ出掛けてみますと、その度にワクワクする風景に巡り会えるから不思議であります。
いづくにもあれ、しばし旅立ちたるこそ、目さむる心ちすれ
吉田兼好著、徒然草からのお言葉です。現代語に直せば、「何処であれ、旅に出れば別の世界が開け、目が覚める気持ちになる」とでもいったところでありましょうか。 ちょっとしたサイクリングを「旅」と称する事の是非は別としましても、取りあえず、まずは出掛けてみる事が大切であると、最近とみに思うのでありました。
【つづく】
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