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こむぎ(左)、ゆず(右上)、みみ(右下) |
犬の頃は悪さばかりしていた こむぎも、最近だいぶ大人の落ち着きを身につけてきました。うんちやおしっこの躾が出来ていなかったり、何でも食べちゃったり、電源コードを囓ったりといった事があればケージ飼いも仕方がないでしょう。しかし こむぎは、人間が居なくても、
ゆず や みみ と一緒にきちんと留守番出来る、しっかり分別のつく犬に成長したのであります。
ゆず みみ こむぎの三匹は、必要以上にベタベタする訳でもなく、かといって互いを嫌う訳でもなく、絶妙な距離感を保って暮らしています。
こむぎが散歩から帰ってくると、みみは必ず玄関に出てこむぎを迎えます。こむぎの顔を舐めてやるのです。こむぎは、自分の体の三分の一しかない みみが
舐めやすいように、頭を下げます。
ゆずはこむぎと一緒に寝るのが大好きです。おそらく暖かいからでしょう。ゆずは三匹の中で最も気が強く、ヒエラルキーの頂点に立っています。体は一番ちっちゃい癖にね。こむぎは一緒に寝ているゆずの機嫌を損ねないよう、ほとんど身動きせず固まっています。
みみとゆずは追いかけっこをよくします。喧嘩と云うよりも、じゃれ合いと云った感じ。一応ゆずの方が目上という事になっていますが、身体能力はみみの方がはるかに上ですから、追いかけっこは常にみみが優勢です。
三匹の中で閉まったドアを開ける事が出来るのはこむぎだけです。前足を使ってドアノブを器用に引いてドアを開きます。ゆずやみみは背が低く、物理的にドアノブに手が届きませんから、別の部屋に行きたい時は、にゃんと鳴いて誰かがドアを開けてくれるのを待つしかありません。普通は人間が開けてあげるのですが、先日この状態を放置し静観しておりましたら、こむぎはじれったくなったのでしょう。さっとドアの所に移動し、ドアを開けてあげたではありませんか。想像するに、人間が留守の時は、こむぎが猫たちのドア係になっている模様。犬と猫の、見事な連係プレーであります。
みんな なかよく くらしています
あいはらひろゆき著「くまのがっこう(ブロンズ新社)」からのお言葉です。ゆず、みみ、こむぎには、それぞれに好きな場所が存在し、上手い具合にそれらは重複しておりません。時に一緒に遊び、時にそれぞれがそれぞれのお気に入りの場所で寛ぐ。彼女らはある意味、最高のルームメイト同士と呼べるかも知れませんね。今日も我が家の犬猫共は、三匹仲良くのんびりと暮らしているのでありました。
【左】ゆずはクローゼットの1ブロックを「ゆずアパート」として使っています。
【中】みみは「猫ハウス」がお気に入り。
【右】こむぎは、「こむ毛布」が大好き! |
【つづく】
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