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  眼鏡屋で老眼鏡を作ってみた  

 物欲

zoff 製 老眼鏡

 類の活字フリークでありながら、ここ近年、老眼鏡無しでは読むのが辛い状況に陥っております。特に活字の小さな文庫本や二段組のハードカバーを薄暗い環境で読もうとする場合など正に最悪。お若い方には老眼の苦しさはご理解頂けないでしょうなぁ。数年前までは「老眼鏡」という響きがどうしても気に入らず、「壮年性近距離限定焦点合わせ困難症対応メガネ」などと称しておりましたけれども、最近は(あきら)めも入って、普通に「老眼鏡」と呼んでおります。眼鏡屋さんの使う「リーディング・グラス」という呼称は、こっ恥ずかしくてちょっと使う気になれませんしね。

 いざ何かを読みたい時に一々老眼鏡を探し回るのが嫌で、家のありとあらゆる場所に老眼鏡を設置してあります。各部屋は当然として、トイレにも車の中にも脱衣所にも。勿論、予算的な問題もありますから、こうした「いざという時の為に設置してある老眼鏡」は全て100円ショップで購入したものでありますけれども、普通に短時間使う分には全く問題ないのでありますよ。

 都合10本程の設置用老眼鏡は、当初は度数1.0のモノを揃えておりましたが、現在では私とかみさんの老眼の進行に合わせて、全て度数1.5のモノにリプレースメント致しました。何しろ1本108円に過ぎませんから、全数入れ替えも気軽に実行出来るのであります。

 個室(読書部屋)の整備に伴い、個室設置用のきちんと自分に合った老眼鏡を眼鏡屋さんで作ろうと思い立ちました。100円ショップの老眼鏡はフィッティングに難があり、長時間の読書には向かないからであります。とは云え特別高価なモノを購入する気はありませんので、ちょうどセール中の聖蹟桜ヶ丘のzoffに出掛けてみたのであります。

 老眼鏡の度数というは1.0、1.5、2.0、という具合に0.5刻みだと認識していたのですが、zoffには更に細かい度数のレンズが用意されておりました。さすが眼鏡屋さんですなぁ。100円ショップとは大分違いますね。視力の検査を行ない、瞳の中心をレンズの中心に合わせて貰います。私は普段、度数1.5の老眼鏡を使用しているのですが、お店の方のススメもあり、今回は少し強めの1.75をチョイス。1.5との差は一見軽微でありますけれども、暗い場所での使用に於いて、その差は俄然(がぜん)ハッキリと致します。

 眼鏡屋さんで作ると云っても特別高価なものではなく、トータル7,000円程度。鼻や耳にもきっちり合わせ、フィッティングは完璧です。帰宅後、ハードカバーの小説を一気に本を読んでみました。時間にして2時間半程。私の個室は間接照明で比較的暗いというのに、全然疲れません。これで7,000円は安い!zoffの老眼鏡のお陰で個室の居心地が更に良くなり、このままでは引き籠もりになってしまいそうでありま〜す。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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