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  焚き火をするなら府中に限るぜ!  

 お出掛け

PaaGo Works NINJA FireStand
ヤカンを乗せても安定しています

 の住んでいる日野市は、焚き火や野焼きが条例で禁止されています。煙の臭いが洗濯物についたりして近所迷惑になる事を考えての事だとは思うのですが、こうした禁止令は住宅地のみならず、全ての公園においてもそう。都会ならいざ知らず、多摩丘陵の林もたくさん残る田舎だというのに、全面禁止はちょっと厳し過ぎるのではないかしらん。

 お隣りの八王子市は日野市よりも進んでいて、焚き火に関して公園を3つに分類しています。焚き火禁止の公園、事前に許可を得れば焚き火可能な公園、届け出無しで自由に焚き火が出来る公園です。勿論、直火はダメなのですが、焚き火台を使えば問題ないとの事。ただし日没後の焚き火は、全面的に禁止されています。焚き火は暗くなってからが楽しいのにネ。

 日野市から見て、多摩川の向こう岸に当たる府中市の府中の森公園横の多摩川の川原は、市民バーベキュー場として無料開放されているだけでなく、夜8時まで焚き火が許されております。素晴らしい!夜の焚き火は風情がありますからなぁ。

すっかり日が暮れました

 台風24号の上陸で、予定していたかみさんとのキャンプがやむなく中止になったりと、先日購入したパーゴワークスの焚き火台を試す機会が中々訪れませんでした。そこで日曜日に、府中の森公園横の多摩川の川原に出掛けてみる事にしましたよ。この日は残念ながらかみさんは仕事でしたので、ソロ・ディキャンプでありま〜す。

 川原に着いたのは午後3時過ぎ。たくさんのタープが張られ、多くの人々がバーベキューを楽しんでいらっしゃいます。みなさん、5〜6人から10人程度までのグループ。ソロは私一人だけであります。ま、ここまではある程度想定していた事ですので、気にせず、いそいそと焚き火の準備を始めます。

 私のモーラナイフは刃厚が3.2mmもある頑丈なタイプ。(なた)ほど楽に刃が入る訳ではないですが、別の薪でナイフの背を叩けば、薪割りが可能です。最初に焚きつけ用の細い薪を用意するとともに、その細い薪をクルクルっと薄く(かんな)くずのように削って、フェザースティックを作ります。これさえあれば着火材や新聞紙など無くても、ライターで火をつけるだけで簡単に焚き火をおこす事が出来ます。

 今回はホームセンターで調達した「針葉樹を切った薪」を使いましたが、火持ちの良さを考えると「広葉樹を割った薪」が焚き火には最適でしょう。今度暇な時に、町田の小野路にある東京薪販売(株)に行って広葉樹の薪を仕入れて来ようっと。東京薪販売は暖炉用の薪の販売を専門とする会社。配達の最小ロットは100Kgからですが、自分で買いに行けば20Kg単位で売ってくれるのです。ちなみに値段は広葉樹の薪で50円/Kg。20Kgなら1,000円です。更に何と、割ってない丸太は15円/Kg!最小ロットは100Kgですから、ちょっとキャンプに使うには多過ぎるのですが、暖炉用に使う方で自分で薪割りをするならば、相当リーズナブルでありましょう。何しろ100Kgでたったの1,500円ですからな。

 パーゴワークスの焚き火台は、ゴトクもしっかりして、ヤカンを乗せても安定しています。お湯を沸かし紅茶を入れました。普通のティーパックの紅茶も、外で飲むと美味しいモノですなぁ。火をいじりながら本を読みます。やっぱ焚き火は楽しいや。日曜日は午後から急に気温が下がったのですけれども、焚き火のそばだとその寒さが逆に快適ですらあります。

 ふと気づくと、いつの間にか夕方です。日中は家族連れメインだった川原のバーベキュー広場も、だいぶ静かに。ソロの方や、二人で川面を眺めているカップルが増えました。夕方になると、ユーザ属性が変わるのですね。徐々に日が落ちて、読書には適さない暗さになってしまいましたので、本をしまい、火をいじります。焚き火って不思議と飽きないんですよね。

 パーゴワークスの焚き火台は、本体がステンレスのメッシュで出来ていますので、構造的に下から空気が入りやすいのでしょう。放っておいても燃え残りなど無く、完全に灰になりました。収納すると驚くほど小さくなりますし、燃焼も良く、丈夫で安定しています。中々良い買い物でありました。

 今回は、4時間ちょっとのディキャンプでしたが、十分に楽しめましたよ。焚き火をするなら府中に限るぜ、というお話でありました。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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