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PaaGo Works NINJA FireStand |
日、ダンロップ製山岳用テントVL-2の大規模修繕を行なったお話をさせて頂きました。修繕の為の細かな部材を仕入れる為に、南大沢にあるアウトドアショップWild-Oneに出掛けたのですが、久々にアウトドアショップを訪れてみてビックリ!最近のキャンプ用品の進化のめざましい事と云ったら!
私の場合シンプルなキャンプが好みでありますから、携行する荷物は最小限に抑えたいのでありますが、世の趨勢はその逆を向いているようでありまして、床部分の無いダイニング専用テント(シェルター)やら、吊り台つきハンモックやら、焚き火台を囲むようにセットする六角形のテーブルやら、大型の用品がたくさん並んでおりました。私には無用の、いわゆるグランピングの為のアイテムです。
テントと、寝袋(マミー型)と、コッヘル&カトラリーと、キャンピングガスのストーブ(ワンバーナー)と、小さなLEDランタンと、百円ライターと、ナイフというのが、私のキャンプのスタイル。シンプルではありますが、持ち物にはそれなりにこだわりが御座います。テントはダンロップの山岳用、寝袋はポーラールートの羽毛のスリーシーズン、コッヘル&カトラリーはスノーピークのチタン&アルミ製、ガスストーブ(ワンバーナー)はスノーピークの「地」、ナイフは勿論モーラナイフであります。
フェザースティック(薪をナイフでオガクズ状にモサモサに加工したモノ)を拵えて、それにマグネシウムマッチで着火するという方法も、いかにもワイルドで格好良いのですが、実は100円ショップで売っているチープな麻紐をほどいてクシャクシャにして、100円ライターで火をつけるだけで十分。私の場合、モーラナイフの鞘に麻紐をグルグル巻きにしてあります。モーラナイフは3.2mm厚のブレードですので、ちょっとした薪割りも出来るヘビーデューティーな一品です。
ワンバーナーストーブは、ホワイトガソリンをポンピングするタイプではなく、簡便なカートリッジガス方式を愛用しています。スノーピーク製「地」は18年間愛用し続けている年代モノですが、シンプルでコンパクトで堅牢で、手放せません。ガスは極寒期の着火に問題があると云われますけれども、ブタンとプロパンの比率を変えた冬季用のボンベを使えば、3000m級の冬山でも無い限り、ほとんど問題ありませんしね。
ランタンも昔はマントル式のモノを使っていた時期もありましたが、一旦焼いたマントルが非常に振動に弱く脆い事、火を使う以上テントの中で使うのは危ない事などから、LEDタイプを使っております。大きさはヤクルトを一回り大きくしたくらい。この程度のモノでも十分役に立ちます。
今回、アウトドアショップで眼に留まったのは、コンパクトな焚き火台。焚き火台というと大型のモノが多い中、パーゴワークスの製品はステンレス製の網をクルクルと丸めて収納出来る優れモノであります。価格は13,000円と高価ですけれども、軽量コンパクトであるのは大いなる魅力。ほとんどのキャンプ場は直火が禁止ですから、焚き火をしようとすると共同かまどに移動するしかなかったのですが、これさえあればキャンプサイトでゆっくり焚き火を楽しむ事が出来ますからな。
折しも南大沢のWild-Oneはバーゲンセールの真っ最中。う〜ん、焚き火台、買っちまおうかなぁ。しかし13,000円は高価いなぁ。さすがに焚き火台だけあって、物欲の炎もよく燃えるのでありました〜。
【つづく】
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