ポート作成や原稿仕事などで、私はPOMERA DM100を使っています。テキスト入力に特化したキングジム製のこのマシン、ネットワーク通信などの余分な機能を排してある代わりに、かな漢字変換システムは高精度として定評のあるジャストシステム製ATOKを用いていて、非常に使いやすい!テキスト入力はPOMERA、体裁等の加工はWindowsPCと、作業の棲み分けをしております。
調子が悪い部分は自分で修繕しつつ現在に至ります。そんな事もあり、最近では愛着すら湧いてきましたよ。
カフェなど出先で作業するにしても、POMERAはPCに比べて電池を食いませんから、バッテリ残量を気にせず作業出来るのも良いところ。メーカーの推奨はアルカリ乾電池ですけれども、ちょっと不経済なので、私の場合パナソニック製エボルタ単3充電地を用いています。
さて、数年に渡って使い続けてきたエボルタ充電地の持ちが、ここ最近だいぶ悪くなって参りました。ニッケル水素充電地はその構造上、充放電を繰り返すうちに劣化してくる事が避けられません。そろそろ電池の買い換え時期なのでしょう。気軽にバッテリを交換出来るのは、専用のバッテリではなく汎用性の高い単3電池仕様のPOMERAのメリットの一つであります。
今回はいつも使っているエボルタではなく、比較的安価なAMAZONのプライベートブランド商品、AMAZON Basics高容量ニッケル水素充電地を試してみることにしました。ネットで調べてみますと、AMAZON
Basics充電地は、パナソニック製eneloopのOEM供給品だそう。とすれば手持ちのパナ製充電器がそのまま使える筈です。とにかくダメ元で購入してみたのでありました。
結論。AMAZON Basics高容量ニッケル水素充電地、恐るべし!POMERAを使っても使っても、バッテリ残量表示は満充電アイコンのまま。明らかに今までよりも高容量である事が分かります。それもその筈、仕様を確認したところ、今まで使っていたエボルタ・エコノミー充電地の容量が1000mAhであるのに対して、AMAZON
Basics高容量ニッケル水素充電地は何と2400mAh!しかも値段はほとんど変わらないのです。こりゃスゴい!
ニッケル水素充電地用の充電器は、満充電を検知して充電をストップするタイプがほとんどなので(旧式のモノの中には単に決められた時間だけ充電するタイマー式も存在しますが)、充電容量の異なる電池で使っても全く問題ない筈。それにしても、こういう一見地味な技術革新のお陰で、デバイスの使い勝手は劇的に向上するものなのですね。ほとんどのデジタルギミックがバッテリ残量を気にしながら使わざるを得ない中、POMERAとAMAZON
Basics充電地の組み合わせなら、全く気遣い無く原稿作業に没頭出来るます。既に「文房具」と呼んでも差し支えないレベルなのでありました。
【つづく】
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