まで3年以上使い続けてきたポメラDM20でありますが、いくつか、反応の悪いキーが出てきてしまいました。ポメラはテキスト入力に特化したデバイスです。そのデバイスのキーボードの調子が悪いのでは、ストレスが溜まるばかり。いちいちバラして掃除をすると、しばらくは良いのですがね。ま、こうしたトラブルが頻発する事自体、ハードウエアとしての寿命を迎えたという事でありましょう。
ポメラのメモリを見てみると、これまでの使用量は約1.2Mバイト。全角文字で63万文字です。400字の原稿用紙換算で2000枚ってとこでしょうか。実際には推敲もしている訳ですから、入力された文字数はこれよりも多い事は間違いありません。よくもこれだけの量の文章を打ち込んだものですなぁ。経年変化でキーボードがイかれてくるのも頷ける話であります。
全く同じ機種を購入するのも芸が無いので、最新型のポメラDM100を買ってみました。DM20と違いキーボードが半分折りにならない為、かなり大きく感じます。しかしキーボードの安定感は抜群。簡単な電子辞書もインストールされていて、引いた内容をクリップボード経由で持ってこれる点も秀逸です。
思い起こせばDM20の購入が、YasZone復活の直接のきっかけでありました。良い文房具は創作のモチベーションまで高めるという事なのかも知れません。最近私の友人で万年筆にハマっている方がいらっしゃるのですが、何となくその気持ちも分かるような気がします。ま、私の場合は2万円程度のデジタルデバイスでありますから、割と気楽に購入出来ます。万年筆に愛を感じ、銀座の伊東屋さんに通いつめる彼女に比べれば、目に留まったものが高価な万年筆でなく安価なデジタル機器であったのは、まさに幸運でありました〜。万年筆の世界も奥が深そうですからなぁ。
当初、多少の違和感を感じた、アイソレーションタイプのキーのタッチにもだいぶ慣れてきました。このポメラDM100も末永く使い倒して参る所存でありま〜す。
【つづく】
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