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DoppelGanger DKS156 |
は現在自転車を3台保有しています。ロードバイクのピンク号、折り畳み小径車のチビ号、ロードバイクでありながらローラー台専用車になっているピナレロFP2号です。
昨年の暮れに犬用トレーラ、こむカーを導入するに当たって、牽引車両をチビ号に決めました。こむカーの出動範囲を考えますと、わざわざピンク号を出動させる程の事もないだろうと考えたのが、その理由であります。また、こむカーを牽引しての目的地が、ほとんどの場合昭和記念公園のドッグランだとすると、高価なピンク号を公園の駐輪場に停めておくのもちょっと憚られますしね。
こむカーは専用の接続金具(ヒッチメンバー)を介して自転車と接続します。ヒッチメンバーはリアハブ(後輪の車軸)に共締めするように設計されていて、それ自体は良いのですが、チビ号の純正サイドスタンドも同じくリアハブへの共締めの為、ヒッチメンバーの設置に伴い純正のサイドスタンドを外さざるを得なくなってしまいました。
スポーツ自転車の場合、駐車時は壁などに立て掛けておくのが普通で、少しでも重量を減らす為にスタンドを装備していないのが一般的です。勿論ロードバイクのピンク号にもスタンドは装備されておりません。チビ号に元々ついていたサイドスタンドも、実際に使う事は稀で、出先ではスタンドを使わず壁に立て掛ける運用をして参りました。
こむカーを牽引してみて初めて気付いたのですが、こむカーは結構車幅がある為に、接続したままの状態でチビ号を壁に立て掛けるのは、非常に困難である事が分かりました。こむカーは車輪2つとヒッチメンバーの3点で自立しています。後はチビ号自身が自立すれば良いのです。しかし、リアハブの左側にはヒッチメンバーが共締めされていて、スタンドを取り付ける隙がありません。
ネットで調べてみますと、BB(ボトムブラケット)後部のチェーンステー部分を挟み込む形で固定するタイプのセンタースタンドが出回っているのですね。更に調べますと、うちのチビ号にはこの部分にM8のネジが切ってあって、折り畳んだ際にチェーンホイールが地面に接地するのを防止する為のステーが接続されているではありませんか。このステーを固定しているボルトに、センタースタンドを共締めすれば良いのです!
早速、DoppelGanger製のセンタースタンド、DKS156を取り付けてみました。チビ号は、こうしたセンタースタンドの装着を前提とした造りになっておりました。DoppelGangerが想定するセンタースタンド取り付けブラケットとピッタリの位置に、ピッタリのサイズの穴が開いていたのです。さすがブリジストン!分かってらっしゃる〜!
DoppelGanger DKS156はアルミ合金製で、軽い割にきっちり強度が出ています。汎用部品ですから、2箇所のヒンジで細かく角度を変える事が出来、更にスタンド自身の長さも調節可能です。説明書には、700Cサイズのロードバイクから小径車まで対応と謳われています。簡単なスプリング機構も導入されていてクッション性も確保されていますし、アルマイト加工部品をアクセントに使った中々お洒落な造りでもあります。
折り畳み時、及び走行時に、各部への干渉が無いかを丹念にチェックしました。駐輪時の角度も申し分ありません。輪行時も邪魔になりません。さあ、仮止めしていたボルトを本締めして出来上がりです。これでチビ号でこむカーを牽引して出掛けても、自立したままの駐輪が可能になりました。
こむちゃん、今は仕事の繁忙期だしまだまだ寒いからすぐは無理だけど、もう少し暖かくなったら、こむカーで昭和記念公園に遊びに連れてってあげるからネ!
【つづく】
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