それにしても相変わらずマングの仕事は、
翌5月3日(金)は、勿論、試運転にお出掛けです。行き先は、結局鬼の和田峠に決定!やっぱり筆おろしと云えば和田だよね。 陣馬街道を快走します。ペダルをSPD(ビンディングペダル)に換装した事もあり、軽めのギアでクルクル回す感じでバッチリ。程なく夕焼け小焼けの里に到着し、いよいよ和田峠本番であります。チビ号はフロントシングル、リアはシマノの外装7速。ロードバイクの20段変速に比べれば貧弱な性能とは云え、普通に坂を登る分には十分でしょう。ところが陣馬高原下バス停を過ぎ、激坂区間に入ると問題が発生。いやぁ、こりゃ参った。和田レベルの坂道では、漕ぐ度にフロントがピョコピョコ、ウィリーしてしまうのでありますよ。じわりじわりという感じで、騙し騙し登って行くしかありません。ホントは軽くクルクル回す感じがベストなんでしょうけど、激坂ではそんなの無理ですもんね。 和田には左ヘアピンが3ヶ所存在し、第一左ヘアピンと、第二左ヘアピンは特に強烈な事で知られています。本来自転車は左側通行が原則ですが、この2ヶ所ばかりは右側通行を許して貰うしかありません。コーナーの内側は斜度がハンパないのであります。後輪加重の強いチビ号にとって、こうした急斜面へのアプローチは鬼門と申せましょう。シッティングでは簡単にホイールリフトしてしまうのです。仕方が無く、前のめりの立ち漕ぎで、前輪に加重しながら登ると、今度は極端に安定が悪くなります。本当にどうしようもない位の急坂を除き、チビ号での立ち漕ぎは避けた方が無難なようであります。 騙し騙しではありますが、何とか足付き無しで和田峠登頂に成功。いやぁ、小径車のクセに中々やるじゃん、チビ号! 峠の茶屋で一休みした後、藤野側に下ります。小径タイヤ故のフラつきを心配していましたが、いやいや何の不安もありません。ブレーキの利きも十分。確かにロードバイクに比べれば、クイックなハンドリングとは云え、十分な走破性ではありませんか。 JR藤野駅の脇の踏切を渡り、甲州街道を右折。今日はこのまま大月まで走ってみる計画です。緩やかなアップダウンの国道を走る事で、中距離における疲れ具合をチェックするのがその目的であります。大月までは70Km程ですから、小径自転車の行動範囲試験としては、まずまずでしょう。 ロードバイクであれば時速30Km弱で巡航するような場面で、チビ号の場合時速20Km巡航がちょうど良い位の感じです。やはり700Cの慣性モーメントには トコトコ進んで、無事、大月駅に到着。巡航スピードが低いだけで、妙な疲れなどはありません。良いじゃん良いじゃん。安い割に十分過ぎる性能であります。 大月からは輪行で帰ります。フレームとハンドルポストを折り曲げ、サドルを下げて、オーストリッチ製の通称「チビ輪バッグ」にしまってみますと、いやぁコンパクトですなぁ。これぞ小径折り畳み自転車の真骨頂!タイヤを外さない方式ですのでリアディレイラを破損する心配もありませんしね。これならホントに気軽に輪行が出来ます。やっぱ買って良かった〜! 5月に入ってまさにサイクリングの季節到来。ピンクちゃんとチビ号を上手く使い分けて、積極的にお出掛けしようと思いま〜す。
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