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  都民の森は遠かった〜  

 お出掛け

 去る9月11日(土)、朝目が覚めるとかな〜り中途半端な時間でありました。早朝に起きられれば山中湖まで自転車で行ってこようと思っていたのですが、結局起きたのは8時半。これから急いで朝御飯を食べて支度をしても出発は9時半過ぎ。下手すりゃ10時になっちゃいます。こんな時間から山中湖に出掛けるのは無理でしょう。一周約160Kmの行程ですからね。今日は中距離自転車散歩が精一杯です。


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 さてどこへ行きましょうか。先週はマウント富士エコサイクリングで富士山を反時計に周回したり、秦野からヤビツ峠に登頂したりしました。日野を中心に考えますと、西方向、南方向の遠征はこなしている事になります。そこで最近ご無沙汰気味の北方向、檜原村に向かう事に致しました。

 日野万願寺基地を出発し、立日橋から多摩川サイクリングロードに入ります。多摩川の左岸を時速20Km/hでのんびり快調に進みます。

 実は多摩川サイクリングロードというのはあくまでも通称でありまして、正式なサイクリング専用ロードではありません。道路交通法上は単なる自歩道なのであります。当然ロードバイクの他に遅い自転車(いわゆるママチャリ)や犬の散歩をしている方、ウォーキングの方等もたくさんいらっしゃいます。更に河川敷がグラウンドになっている部分も多く、野球の方やサッカーの方が道を横断する事もしばしばなのです。そうなりますと安全を確保する為の限界速度は20Km/hといったところ。ロードバイクは簡単に30Km/h以上の速度で巡航出来、20Km/hはかなり遅い速度と云えますが、多摩サイではこの位がちょうど良い速度なのであります。勿論昼間でもLED前照灯とLED赤色尾灯を点滅モードでつけっ放しにし、こちらに気付いて貰うようにしている事はいうまでもありません。確かに電池の消耗消費は激しいですが、安全には変えられません。その上で少しでも経費を抑える為に、充電電池エボルタを使うようにしております

 さて、多摩川サイクリングロードで福生南公園まで進んで参りました。一般道のように速度を上げる事は出来ませんが、多摩サイは信号が一切無い為に、意外に早く睦橋に到着です。ここから睦橋通りを西進し、あきる野経由で武蔵五日市まで進みます。武蔵五日市までは僅かに登りですが勾配は全く対した事はありません。それよりもアスファルトの照り返しの凄さといったら!9月も半ばになろうというのに異常な暑さです。武蔵五日市の11時の気温は既に34度。熱中症予防の為にこまめに水分を補給しながら進みます。

都民の森でキュウリと団子とカレーパンを補給。
美味しい〜!!

 JR武蔵五日市駅のT字路を左折し、檜原村に向かいます。駅から2Km程進むと突然街並みが途切れ、山の中の道に変貌します。いつもながら、この突然の変貌にはちょっと驚かされます。ホントにいきなり街中から山の中になっちゃうんですよ。街中に比べ、木が被さって日陰になっている分、かなり涼しく快適です。その代わり確実に勾配はきつくなります。とはいえ道は一気に登っている訳ではありません、アップダウンを繰り返しながら徐々に高度を稼いでいきます。

 桧原村役場のT字路までやってきました。役場のところの自販機でポカリを補給しながら、本日第一番目の選択について思案を巡らせます。このT字を左折するか右折するかという選択です。

 ここを右折し1Km程進むと、それはそれは美味しい豆乳ソフトが食べられるのです。日野万願寺基地を出てから一切の休み無くここまで来ましたから、右折して豆乳ソフトを頂くのは、休憩のタイミングとしても最適と云えましょう。ところがどっこい、ここを右折すると心が折れてしまう可能性があるのです。美味しい豆乳ソフトを食べて一息つけば、ここまで約25Km走ってきた事に気付きます。往復50Kmの炎天下の自転車散歩。名物の豆乳ソフトも食べたし、う〜ん、今日は大満足、という具合になってしまいそうです。水は低きに流れると云うではありませんか。いかんいかん。今日はもうちょっと奥まで進むんだ〜。

奥多摩湖小河内ダム。
奥多摩湖は人造湖なのです。

 美味しい豆乳ソフトの誘惑を振り切って檜原役場前T字路を左折。川沿いの道をトコトコ進んでいきます。対向車線をロードバイクが頻繁に下ってきます。おそらくは都民の森からおりてきた人たちでしょう。都民の森は奥多摩周遊道路のピークである風張峠から、2Km程手前に位置する施設です。標高はちょうど1000m。ここまで登るのは結構大変です。対向車線を下ってくるロードバイクの方々は、朝早く出て既に登頂を果たした人々でありましょう。

 上川乗(かみかわのり)の交差点に出ました。本日第二番目の選択です。ここから道は本格的な登りになります。1.ここで引き返すか、2.左折して甲武トンネル経由で山梨県の上野原に抜け、大垂水峠経由で帰ってくるか、3.このまま檜原街道を直進して標高1000mの都民の森まで登坂するか、を選ぶ事になります。

 結局、直進する事にしました。都民の森まで登れるかどうかは分かりませんが、とりあえず進んでみようという作戦です。標高1000mまで上がればそれなりに涼しいでしょうし、もし途中で心が折れてしまっても引き返してくれば良いだけですからね。

 暑い、それにしても暑い。数馬温泉の売店横の湧き水をボトルに補充し、先を急ぎます。数馬温泉を過ぎる頃から勾配がきつくなってきました。直射日光を背に受け、汗が滴り落ちます。この道は数馬温泉に売店があるだけで、都民の森までは補給出来るところがありません。自販機すら無いのです。数馬温泉で水汲みの為に停まった際に、ソフトクリームを食べておけば良かったと思っても後の祭り。もう後は都民の森の売店を夢見て、ひたすら登るしか無いのであります。

 無料化に伴い今は使われなくなった、奥多摩周遊道路の旧料金所を通過します。ここからの勾配はきつく、みるみる高度を稼いでいきます。途中、自転車を押している人を2台抜いただけで、他に抜く事も抜かれる事もなく、淡々と坂を登っていきます。

 やっとの思いで都民の森に到着しました。標高1000mなのに結構暑いではありませんか。ホントに今年の夏の酷暑はどうかしています。売店では、氷水でキュウリを冷やして売っています。相当立派で大きなそのキュウリがなんと50円!味噌をつけて貰ってかぶりつきます。しょっぱくて美味しい!!生き返ります。熱々カレーパンと焼きたて醤油団子も頂き、大満足。

 やっと人心地ついて辺りを見回すと、ここで休んでいるロードバイク乗りはざっと7台程。皆さん、この暑いのによく頑張りますなぁ。

 さて、これからどうしましょう。元来た道を下るのではつまらないので、奥多摩経由で帰る事にします。都民の森を出て左折、奥多摩周遊道路を更に登ります。2Km程進むと道は下りに転じます。ここからは奥多摩湖畔までひたすらのダウンヒル。こちら側は山の北斜面に当たる為、南麓である都民の森に比べて明らかに気温が低い感じがします。涼しくて快適。事故らないよう注意して下っていきます。

 深山橋まで降りると、奥多摩湖を渡ってT字路を右折。ここから奥多摩駅経由で青梅まで一気に下ります。実は私はこの道があまり好きではありません。下り基調とはいえ、トンネルが多く、それなりに交通量もあるので、気が抜けないのです。念の為予備の尾灯も点灯し、トンネル区間を下っていきます。やっぱり元来た道を武蔵五日市まで下れば良かったかなぁと後悔しますが、既に遅し。ここまで来たらこのまま青梅を目指すしかありません。

 ここからはあまり面白い経路ではないのでお話は割愛させて頂きましょう。普通に青梅に出て、奥多摩街道で羽村取水堰へ。取水堰からは多摩川サイクリングロードで立日橋まで下り、日野万願寺基地に帰着したのは暗くなる寸前でありました。

 いやぁ、それにしてもこの暑い中、よく心を折らずに頑張って都民の森まで登ったものです。獲得標高1100m、走行距離120Km。今日は我ながら良く頑張りました〜。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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