月25日(日)は一週間ぶりのお休みでした。今私は夏の繁忙期に入っておりまして、この時期、月曜日から土曜日まで毎日16時間勤務が続くものですから、日曜日は一週間に一度しかない、貴重な貴重なフリーの日なので御座います。
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澤乃井の純米生酒「さわ音」です。
生貯蔵酒と違い、
一切の火入れをしていません。 |
そんな大切な休日だというのに天気予報は午後から雨。ちぇ。宮ヶ瀬経由でヤビツ峠にでも行こうかなと計画していたのですが、無理っぽいですね。だからと云って家でゴロゴロしていたのでは完全な運動不足になってしまいます。そこで取りあえず、午前中のうちに自転車で小仏を往復してくる事に致しました。
こんなんでホントに雨が降るの?という位の良い天気です。順調に小仏峠まで行き、久しぶりにふじだなに顔を出して、アイスコーヒーを頂いてきました。やっぱりここのアイスコーヒーは美味しいや。気温は摂氏34度。こんな暑い日に小仏付近をウロウロしてる人なんてほとんど居らず、ふじだなのお客は私一人でした。
アイスコーヒーを頂いて、そそくさと日野に帰ります。長距離自転車散歩を中止した代わりに、今日は午後からかみさんと車でお出掛けする約束をしているのであります。
自転車で50Km走っただけなのですが、ベッタベタに汗だくです。ササっとシャワーを浴びて車で出掛けます。今日の目的地は檜原村。ご存じない方の為に一応説明致しますと、檜原村は東京都なんですよ。
るっくさんのブログに檜原村の豆腐屋の話が出ていたのが今日のお出掛けのきっかけです。るっくさんは、我がURIBOZのともちんさんと一緒に檜原に出掛け、この豆腐屋の豆乳ソフトを食べた際の話を載せられていて、何しろそれによると100%の大絶賛だったものですから、かみさんと、こりゃ〜一度は食べに行かないといけねぇな、と話をしていたので御座います。
立川から新奥多摩街道を進み左折して睦橋通りに入ります。あきる野の街を抜けて武蔵五日市駅前を左折しますと、いよいよ檜原街道です。武蔵五日市駅前は立派な街なのでありますが、檜原街道に左折して程なく、いきなり山の中の道になってしまいます。空気が澄んでいる感じすらします。やっぱ山は良いなぁ。
普段、この辺は自転車で走り回る事がほとんどで、車で来るなんてホントに久しぶりであります。前方から下ってくるローディも結構居ます。そこに車で来ているなんて何か後ろめたい気分。やっぱ自転車で来れば良かったかなぁ。そんな事を考えていたところ、突然大粒の雨がボツンボツンと降り始めたかと思うと、いきなり本降りになってきたではありませんか。ロードバイクの方々は雨宿りする事も出来ず、びしょ濡れのまま道を下ってきます。天気予報を信じて、車で来て正解でありました〜。
檜原村役場のT字路まで来ました。ここを左折すると甲武トンネルへの分岐方面です。都民の森へも通じています。いつもはこちらの道ばかり通っていますが、今日は豆腐屋を目指してここを右折致します。
道なりに車で5分ほど進むと、ちとせ屋が見えてきました。店の左側の細い道を入ったところの駐車場に車を停めます。まずは、るっくさん熱烈御推奨の豆乳ソフトクリームを二人で頂きます。うむぅ。素晴らしい!ベタベタした甘さなど一切無く、すっきりしていて幾らでも食べられそうです。マンガ美味しんぼ風に表現すれば、「まったりとして深い味、それでいて何もしつこくなく、口の中に広がるこの芳醇な香りとこくが、清冽な味を醸しているのだわ」といった感じでしょうか。実際に食べてみて、るっくさんが絶賛する意味が分かりました。ミシュランの星三つとは「わざわざこれを食べる為に出掛ける価値がある」という意味だそうですが、間違いなく三ツ星がふさわしいソフトクリームでありました。
買い物はこれからであります。実は車で来ているメリットを最大限に生かし、この日は保冷剤入りのクーラーボックスを持ってきていたのでありました。木綿豆腐、絹ごし豆腐、胡麻豆腐を購入。更に無料のおからをビニール袋一杯頂きました。
ちとせ屋での買い物はこれで終わり。でもまだ時間が早くこのまま帰るのもつまらないので、都民の森から奥多摩湖経由でドライブする事にしました。ま、この区間、特に物珍しいものがある訳ではありません。実は本当の目的は、青梅線の奥多摩駅を過ぎて、青梅市に入ったところに有るのでありました。
青梅街道を快調に下っていきます。道路脇に澤乃井の酒蔵が見えてきました。駐車場に車を停め、道路右手の多摩川の川原の方に歩いて下っていきます。実はここには澤乃井の新酒を購入出来る売店があるのです。この日購入したのは「さわ音」という名の冷酒。一切の火入れをしていない為、普通の冷酒(貯蔵酒)と異なり、未開封でも常温保存が利かないお酒です。うふふ。冷蔵庫保管でしかもすぐに飲まないといけない冷酒。このお酒は普通の酒屋さんには出回らないので、この澤乃井の売店に来なければ買えないのであります。さわ音は綺麗な青い色の瓶に入っています。勿論、持ってきたクーラーボックスに入れて持ち帰ります。
家についたらかみさんと酒盛りです。ま、うちのかみさんはほとんどお酒が飲めないので、味見程度ですけどね。さわ音はまるでジュースのようにフルーティーで、するするっと飲めてしまいます。勿論、肴はちとせ屋の豆腐。きっちり大豆の味がする、どっしりとした豆腐です。これが本当の豆腐なのでしょう。だとするとスーパーで売ってるアレは一体何?という感じです。特別に高価い訳ではなく、わざわざ檜原まで買いに行く価値があります。更にかみさんが、貰ってきたおからを煮てくれました。さわ音とともに頂きます。最高です。至福であります。
こうして私は、十分に充実したお休みを過ごしたのでありました。我ながら、きっちり遊んどりますなぁ。
【つづく】
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