事やら雨やら風邪やら色々ありまして、中々ツーリングに出られない日々が続いておりましたけれども、前回のツーリングから実に7週間ぶりに箱根に出掛けて参りました。今回は二人とも新しいヘルメットでの出動であります。 出掛けられない間妄想だけは悶々と膨らんでいて、様々なルートを考えてみました。今回のツーリングは、名付けて「峠道盛りだくさん箱根ぐるぐるツーリング」であります。実際のところ、余りに欲張り過ぎて、後半はかみさんがグロッキー気味になってしまいました。腹ぺこの状態でスーパーに買い物に行くと、何故か食料品を買い過ぎてしまう、アレと同じですな。ツーリングプランは余裕を持って、という当たり前のセオリーをつい忘れてしまったのでありました。 相模湖までショートカットしようと中央道国立府中ICから高速に乗った途端、いきなりの大渋滞。あちゃ〜。橋本市内の渋滞を避けるのが目的だったというのに、高速で渋滞につかまっちゃうとは・・・。断続的に流れたり停まったりを繰り返しつつ何とか相模湖ICで降りて、秋山街道で
道志街道を山中湖方面に向かい、平野から県道730号を三国峠に向かいます。山中湖からはパノラマ台までちょっと登り、後はひたすらの下り。初心者は下りでアクセルを開けられずギクシャクしがちですが、かみさんはコーナー手前でブレーキングを済ませ、きちんとアクセルを開けて後輪のトラクションで回頭しておりました。Kazちゃん上手になったねぇ。サスもきちんと沈んでいるじゃん。 富士スピードウェイから東名高速足柄SAに向かいます。このSAはETC専用の出入口がある、いわゆるスマートICで、ここから御殿場ICまではたった2Kmなのですが、150円払うと市内の渋滞を回避出来るのでありますよ。 御殿場ICからは乙女道路をちょっと走って、長尾峠に右折。長尾峠は道幅も狭く路面も荒れていますが、タイトコーナーが連続する面白い道であります。そのまま箱根スカイラインに入り、更に芦ノ湖スカイラインを進みます。芦ノ湖西岸の尾根を走るこの道は、スカイラインという呼称に相応しい気持ちの良いルートです。 国道1号箱根峠からは箱根新道をちょっとだけ下って、芦ノ湖大観ICから箱根ターンパイクの大観山レストハウスに向かいます。この日は中々の上天気でありましたが、残念ながら富士山は見えませんでした。大観山は標高があるのでレストハウスはエアコンがかかっておりません。自然の風で充分涼しいのですな。こういう冷涼な空気の中で昼寝したら、さぞかし気持ち良いだろうなぁ。ソフトクリームを食べて休憩であります。 大観山からは椿ラインを下って湯河原に向かいます。この道も走り屋のメッカとして有名な道。時折、信じられないバンク角でコーナーに進入してくるオートバイとすれ違います。くわばらくわばら。あの速度ではワンミス命取り。制限速度を厳格に遵守しろとまでは云いませんが、ちょっとあれはやり過ぎでしょう。 本来の予定であれば、湯河原から真鶴道路で相模湾を眺めつつ箱根ターパイクで再び大観山に戻ってくる予定だったのですが、海沿いの国道135号が大渋滞!夏休み期間中の日曜日ですから、海水浴客も多いのでしょう。そこで急遽ルートを変更。いま下りてきた椿ラインを引き返して大観山に戻る事にしました。6〜7割のペースに抑えつつも軽快に椿ラインを登っていきます。標高が上がるにつれ気温が下がってくるのが分かります。それにしても中々軽快なペースだというのに、かみさんはちゃんとついてきます。Kazちゃん、だいぶ上手になったねぇ。 大観山からは一気に芦ノ湖畔の箱根駅伝ミュージアムまで下ります。朝から峠ばかりを走っているのと、たった今、椿ラインを往復したばかりで、かみさんは一気に疲れが出たようです。あ〜しまった〜。まだ芦ノ湖だというのに、かみさんの電池が切れかかっているではありませんか。久々のツーリングという事もあり、ちょっと欲張り過ぎてしまったようです。 一休みの後、芦ノ湖東岸を湖尻まで行き、 楽に帰るのであればこのまま東名高速を進み、厚木JCTから圏央道で帰るのが最短ルート。しかし高速は単調ですから、パワーダウンしたかみさんは居眠り運転をしてしまいそう。厚木手前から渋滞するでしょうしね。かみさんに尋ねると、道志街道から帰る、との事。根性あるなぁ。 ETC専用出口から東名を下りて、陽のあるうちに三国峠を登ります。登り初めてすぐに軽自動車に追いついてしまいましたが、かみさんが疲れているので、無理せず車の後ろを走ります。道志街道に入り、道の駅付近で日没。やはり椿ライン往復は欲張り過ぎでした。かみさんは完全に電池切れでしたからね。 今度はもう少し距離を抑えたプランニングをするからさ。Kazちゃん、今回は疲れさせちゃってゴメンね。
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