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  今週のお言葉  

 月2日にかみさんと二人で近所のの高幡不動尊に初詣に行って参りました。参道は車両通行止めになっており、参拝者は駅前から150m程の長さの参道を順番を守ってしずしずと進んでいきます。初詣の頃の高幡不動尊は、例年、物凄い人出ですので、安全確保の為に歩行者に対する交通整理が行われているのです。

 30分程も掛けて、やっと参道の半分程度のところまで進んできました。普段はバイクや車でしか通らないこの道も、ゆっくりゆっくり歩いてみますと、いつもは気付かなかった細かい街の変化が見えて参ります。

ねぇねぇ、Yasちゃん。
なあに。
参道の右側が更地に変わってるでしょ。
ホントだ。あれ?でも、ここって元々何が建ってたっけ?
そうなのよ。何度も見ていた筈なのに、何が建っていたが忘れちゃったの。
何が建ってたか、全然思い出せないねぇ。
何が建ってたか、全然思い出せないねぇ。

 こういう記憶もいずれはあいまいになって、いま思い出せることは事実と違っていたということになる時が来るかもしれない。

 カズオイシグロ著 小野寺健訳「遠い山なみの光」(早川書房)からのお言葉です。元の状態が写っている写真を確認したりすれば、すぐに思い出すのでしょうが、いつの間にか建物が壊されて更地に戻っていたり、ましてやそこに新しい建物が建っていたりすると、元々そこに何があったかなんて、すっかり思い出せなくなるもの。我々の記憶などとても曖昧で脆弱なものに過ぎないのだなぁと、新年早々認識を新たにしたというお話でありました。Copyright (C) by Yas / YasZone

【来週をお楽しみに】

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