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現在、ダイヤモンドトーナメント準決勝
無課金で頑張っておりますよ |
近、英語学習アプリの Duolingo にハマっておりまして、朝起きて1時間、仕事が終わったタイミングで夜に30分、一日当たり実に1時間半も英語学習に費やしております。それも毎日。学生時代はあんなに英語が嫌いだったのにねぇ。
別に今更、英語力を上げて良い企業に就職しようとか、海外旅行に行きまくろうとか、自らを向上させる修行として英語を学ぼうとか、そんな大それた動機がある訳ではないのです。単に
Duolingo がビデオゲーム的な面白さに満ちているだけなのですよ。
Duolingo というアプリには明らかに中毒性があり、一日でも休むと連続学習記録がゼロに戻ってしまったり、より高い点数(XP:経験値)を得るとリーグ内の順位が上がったり、そのリーグ内で上位の成績を取ると上のリーグに昇格したり、逆に下位の成績を取ると下のリーグに降格させられたりと、射幸心を煽る仕掛けが満載なのであります。本来、英語学習は個人的な活動の筈なのに、オンラインゲーム的な仕掛けで、他の学習者との競争を創出しているという訳。
こうした戦いは、週末ごとに集計され、毎週日曜日の夕方にはその週の成績が確定します。初めは最下位リーグのブロンズリーグから始まり、シルバーリーグ、ゴールドリーグ、サファイヤリーグ、ルビーリーグ、エメラルドリーグ、アメジストリーグ、パールリーグ、黒曜石リーグ、ダイヤモンドリーグという具合に上を目指す、10リーグ制。現在私は最高位のダイヤモンドリーグに8週連続で残留を果たし、特に直近は2週連続でダイヤモンドリーグ1位をマーク。現在はダイヤモンドリーグ内の上位XP取得者だけが参加出来る、ダイヤモンドトーナメントに出場中。準々決勝をクリアして、今は準決勝で戦っています。
Duolingo には、課金する事で、回答時にXPが通常の3倍もらえる権利を購入出来る仕掛けが導入されています。しかし私はあくまで無課金で戦おうという考えでありまして、その為には、ミスをしないでスピードよくサクサクと回答して行きつつ、ある程度まとまった時間を学習に費やすしか方法がありません。私の場合、こんな風に割と地道に頑張っているのでありますよ。しかも、一切の飛び級を行わず(Duolingo
では任意の学習レベルまで自由にジャンプする事が出来るのです)、一問々々着実に積み上げているという訳。
決してダイヤモンドトーナメントで優勝したいなどと大それた事は考えておりませんけれども、最高位トーナメントに加わる以上、無様な成績に甘んじたくないのも確か。
野心はなくとも矜持はある。
夏川草介著「スピノザの診察室」(水鈴社)からのお言葉です。Duolingo の創設者は上手いモデルを考えたものでありますなぁ。先に申し上げました通り、このアプリには明らかに中毒性があります。現に私の連続学習記録も120日間を超えておりますしね。
もし私が高校生の時にこのような仕組みに出会っていたら、私の人生、もっと違ったモノになったかも知れませんな。60歳近くになって毎日こんなに英語を勉強しているなんて、高校時代の恩師のK先生に教えて差し上げたいものでありま〜す。
【来週をお楽しみに】
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