年2024年は、私は前厄でありまして、9月に59歳になります。高校の同窓会で集まりましても、やれ定年後の再雇用をどうするだの、寝ても疲れがとれないだの、白髪を染めてるだの、年金は何歳から貰うのが有利だの、膝が痛いだの、話題すら年寄りじみて参りました。
とは云え、我々は未だ現役世代。経済を支えている自負心はありますし、まだまだ若いと思っているのも事実。でも確実に体力は落ちてきていて、その事を自覚してもいる。しかし年寄り扱いされるのだけは絶対に許せない。そういう意味では非常に難しい、微妙なお年頃なのであります。
老けてはいるが、老いてはいない。
TBS Podcast(ジェーン・スーと堀井美香の Over the Sun)からのお言葉です。それにしても日本語ってホントに繊細な言語ですな。「老け」も「老い」も同じ「老」という字を使うにも関わらず、「老い」に比べれて「老け」には、程度が軽いニュアンスが確かに含まれているから不思議。
我々の世代(昭和40年生まれ)は、自分自身の事を、まさに「老けてはいるけれども、まだ老いている訳ではない」と考えていて、だからこそ孫は欲しいけれども、お爺ちゃんと呼ばれたくなくて、結局、「じいじ」などという妙な呼称を家族に強いてみたりと、ホントに厄介な世代なのでありました。あ〜あ、面倒くさくてスミマセンねぇ。
【つづく】
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