近では夫婦共働きが当たり前で、専業主婦という概念自体が既に古いとさえ云う人も増えてきたと耳に致します。ちなみにYas家は息子2人が既に家を出て独立し、夫婦二人暮らしで共働きであります。

　子供が小さい頃は、私のみが会社員として働き、かみさんは専業主婦として主に子供の世話や家事を担当しておりました。決して裕福な暮らしをしていた訳ではありません。しかし、家に居て子供をしっかり育てたいというのが、かみさんの希望でありましたから、倹約しつつも収入的には一馬力で頑張って参りました。

　子供の中学卒業を機に、かみさんも働き始めたのでありますけれども、専業主婦時代の名残と申しますか、食事、洗濯、掃除などはかみさんの担当、家の各部の修理、銀行や役場の処理、車やバイクのメンテナンス、長距離の運転は私の担当という具合に作業を分担しております。そもそも私は家事スキルが著しく低く、家事に関しましては、食器を洗う事、洗濯物を取り込む事くらいしかしておりません。その程度の作業しか出来ないのです。

　食事も掃除も洗濯も交代制で完全に平等、というのが最近の夫婦のトレンドである事は知ってはいるのですが、とてもとても、対等なレベルまでの家事分担など出来ておりません。それでもYas家の場合、何となく上手く回っているのですよ。

　これを英語でテキザイテキションと言う

　田島列島著「子供はわかってあげない」（講談社コミックス）からのお言葉です。世の趨勢(すうせい)からは外れておりますが、100組の夫婦があれば100通りのやり方があるのも事実。まあ、無理して今のお若い方のやり方を真似る必要もないでしょう。

　あ、そうそう、朝きちんと豆からコーヒーを淹れるのは私の役目であります。豆の挽き方とかお湯の差し方とか、色々とこだわりがあるのですよ。今後もこんな風にテキザイテキションでいこうと考えているのでありました〜。

【つづく】

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