年の10月に4回目のコロナワクチン接種をして以来、もうすぐ1年が経過するというのに、5回目の接種券が届いていない事にふと気づきました。市役所のWEBサイトで調べてみますと、どうやら接種券は自動で送られてくる訳ではなく、一々申請しなければイケないとの事。ふ〜ん、二類から五類に変わって、予防接種も申請制になっちゃったのね。
マイナンバーカードを用意して、接種券の申請ページを見てみました。するとズラズラ〜っと入力項目が並んでいます。
「日野市に住所登録がされていますか」
「今までに何回接種をしましたか」
「あなたの氏名を入力してください」
「あなたの生年月日を入力してください」
「あなたの郵便番号を入力してください」
「あなたの電話番号を入力してください」
「あなたのメールアドレスを入力してください」
「最後に接種した年月日を入力してください」
「最後に接種した際の接種証明書を写真に撮りアップロードしてください」
「入力項目に間違いがないか確認してください」
「入力項目に不備があった場合は市役所から電話を掛けますので、昼間連絡がつく電話番号(携帯電話など)を入力してください」
「二週間ほどで接種券を郵送しますのでそれまでお待ちください」
おいおい、何これ。マイナンバーカードも、デジタル接種証明書の証明書IDも使わないじゃないの。全て手入力させてさ、しかも「入力項目に不備があった場合は市役所から電話を掛けますので・・」って、入力項目を人間がチェックするつもりなの?しかもメールアドレス聞いた癖に、電話するって・・・。更に、紙を郵送だってさ。いったいどうなってるんだよ!コロナが発生したばかりの混乱期ならともかく、三年半も経って今頃なにやってんだか・・・。
それでも入力を完了し、接種券の送付申請は完了した訳ですが、ちらりと日野市のWEBサイトをみてビックリ!そこには、「日野市はデジタルトランスフォーメーションの為の人材育成を目指して、小中学生へのICT教育に力を入れています」と書かれているではありませんか!
知ったような口を利くじゃねぇか
永井紗耶子著「木挽町のあだ討ち」(新潮社)からのお言葉です。もう何も云いますまい。中で働いている公務員の方々は、それはそれは真面目に一生懸命働いていらっしゃるのでしょう。分かりますよ、分かりますとも。でもね、「お役所仕事」って言葉が頭ん中グルグル回ったのは、確かでありましたとさ。あ〜あ、何やってんだか!
【つづく】
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