くのホームセンターへ出掛けた時の事。駐車場はほぼ満車でしたが、かなり広いので、結構、車の出入りがある状態。場内は全て一方通行になっている為、グルグル徐行しつつ空きを探します。私の前にも後ろにも入庫待ちの車が居て、ちょうど目の前から車が出ないかと、空きを狙っておりました。
私の前を徐行する軽自動車を運転しているのは、年の頃40歳〜50歳位と覚しき女性。その先行する軽自動車が通り過ぎた瞬間、私の車の前方左側に駐車中だった車が頭を出しました。ラッキー!その車は頭を左に振って、先行する軽自動車を追う形で出て行きました。そもそも場内は全て一方通行ですから、その方向にしか出られない訳ですが。
私はハザードランプを出して、今空いたばかりの駐車スペースに車を停めようとしました。すると前方に居る件の軽自動車がいきなりバックしようとしているではありませんか。今駐車スペースを出たばかりの車が驚いてクラクションを鳴らしています。そりゃそうでしょう。一方通行をバックで戻ろうとしている訳ですからね。
おまえはどうしたいんじゃ?
藤岡陽子著「きのうのオレンジ」(集英社)からのお言葉です。私は車を駐車スペースに停め、車から降りて店内に向かいました。すると件の軽自動車のご婦人はまだバックしようと頑張っています。可哀想に、私の停めたスペースから出庫した車は、この軽自動車が動かないものですから、先に進めずにいるようです。更にこの軽自動車の女性は車の窓を開け「ちょっと!あそこは私が狙いをつけていたスペースなんですけど!」と私に向かって叫ぶではありませんか。
幸い、軽自動車がバックしようとした時点で駐車場の警備員が異変に気づいていたようで、すぐに走ってきて、軽自動車のご婦人を諫めて下さいましたので、私は特にこの女性と言葉を交わす事は無かったのでありますが、いやはや世の中には色んな人が居るなぁというお話で御座いました。
【つづく】
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