の商売は季節性が強く、11月後半から徐々に忙しくなり、12月前半から繁忙期に入ります。忙しい忙しいと文句を云っておりますけれども、ま、お仕事が頂けているだけで有り難い話なのですがね。

　ちょうどこの時期は年賀状の発送時期にも重なっていて、郵便局によりますと、元旦配達を希望する場合クリスマスまでに投函する必要があるそう。ただでさえ月末の締め日で事務処理が集中するというのに、一年で一番の繁忙期に、よりによって年賀状の発送期限が重なるという理不尽なスケジュールを強いられるのは、はっきり云ってキツいのであります。

　しかし年賀状を元旦にお届けするのは、やはり大切な事であると認識している以上、どんなに忙しくとも何とか間に合わせねば！

　やってみたらどうにかなる。

　福田和代著「薫風のカノン」（光文社）からのお言葉です。うだうだと考えているよりも、とにかく行動するしかありません。毎年々々、忙しさの隙間を縫って年賀状の用意をしている割には、ここ15年間きっちりと元旦デリバリを実現出来ていて、まさに奇跡の技としか云いようが無いのでありました。

【つづく】

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