る12月16日にお休みを取って以来、旧年中は休み無く働き、明けて元旦もお昼までは仕事。やっとお休みが取れたのは正月2日と3日の二日間だけでありました。しかも、かみさんが正月2日が仕事になってしまった為に、二人の共通のお休みは1月3日(水)のたった1日のみ。私は現在、冬の繁忙期の真っ最中でありまして、1月4日(木)の仕事始めからは怒濤の16連勤の予定で、次のお休みは遙か遠く、1月20日(土)なのです。
となれば、1月3日(水)は、まさに貴重なお休みに他なりません。当初は二人で映画でも観ようかと計画しておりましたけれども、季節柄、人混みはインフルエンザが心配。という訳でかみさんと二人でドライブに出掛ける事に致しましたよ。
例によってお菓子を買い込み、国立府中ICから中央道を西進。大月JCTで本線から別れ、河口湖に向かいます。今日の目的地は、富士急ハイランドに併設されたフジヤマミュージアム。富士山の絵画ばかりを集めたこの美術館、コンパクトな割には中々展示も充実していて、ナイスでありましたよ。空いていてゆっくり鑑賞出来るのも良いですなぁ。大きな美術館の企画展は、何しろ混みますからね。美術館は、常設展示をゆっくり観るに限ります。
ちょっと前までであれば、こうした貴重な休みには、必ずと云って良い程サイクリングに出掛けていたものです。しばらく自転車から遠ざかっていると、一種の強迫観念と申しますか、もっと自転車に乗らなくっちゃという気持ち、ひいては自転車に乗っていない後ろめたさをヒシヒシと感じたものであります。
僕はもう、そういう後ろめたさとは縁を切ったのです。
森見登美彦著「太陽と乙女」(新潮社)からのお言葉です。距離的には往復10Kmでしかありませんが通勤にデブ号を使用しており、細々とですけれども自転車には毎日乗り続けております。しかしここ最近急に寒くなった事、仕事が繁忙期に入ってしまった事などにかまけ、中長距離の自転車散歩にはとんと出掛けていないのも事実。ま、かみさんとの美術館デートも楽しかったですし、自転車は暖かくなったら乗り始めれば良いやと、”水は低きに流れる”を地でいく私なのでありました。
【つづく】
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