ードバイクのピンク号を掃除していた時の事。チェーンを外すとともに、後輪のスプロケット(歯車)をバラバラにして洗浄し、フレームを拭きワックスを掛け、ホイールをパーツクリーナで拭き上げて、ワイヤや可動部に注油。尾灯や前照灯の充電電池(eneloop)を外して充電します。だいたい一週間に一度はこうした軽整備を欠かしません。私の場合チェーンとスプロケットは2組ずつ所有していて、軽油で洗浄し乾燥させている間、もう一組のチェーンとスプロケットを組む方式を採用しております。何しろ私は、適正にオイルの回っていない金属部品が許せないたちでありまして、こうした毎週の軽整備は、部品を綺麗に保つ為の重要なルーティンであります。
先日、平日の午前中の羽村堰往復に出掛けた際、後方でカラ〜ンと何かが落ちる音がしました。停車し確認しますと、尾灯の赤い透明カバーが外れて脱落しているではありませんか。そういえば前回の清掃時に、黒いゴム製のパッキンが余っていて、どの構成部品か考えたのですが、どうしても思い当たらずにそのままにしていた事を思い出しました。そうか、尾灯の透明カバーのパッキンだったのか。ゴムのパッキンが無い事が原因で、微振動により透明カバーが外れてしまったようであります。
世の中、無意味なものなんか何にもないねんなぁ。
有川浩著「レインツリーの国」(新潮社)からのお言葉です。構造に関わるようなボルト・ナット類や、ベアリングなどの可動部の構成部品については割と慎重に扱って、こうした組み忘れが発生しないように十分注意しているつもりなのですが、今回は迂闊でありました。尾灯のゴムのパッキンは意図的に外した事は今まで一度もなく、今回は蓋を外して電池を交換した際に、図らずも外れてしまったものでしょう。
今回は幸い大事には至りませんでしたが、整備の精度という意味では、起こしてはならないミスでありました。今後はもっともっと慎重に作業するようにしようと思います。こんな事が万が一マングの大将にバレたら、叱り飛ばされちゃうよ〜。
【つづく】
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