央自動車道・双葉サービスエリア下り線でいつも私が買ってしまうモノ。それは宝くじであります。普段、街中で宝くじ売場の前を通っても購入する事などありません。いやそれどころか、宝くじに対して興味を抱く事自体が皆無。夢を買うとか様々な表現はあるものの、宝くじは一種のギャンブルである事には変わりなく、競馬・競輪・競艇・パチンコ等のギャンブル全般を好まない私にとって、宝くじは私の興味の埒外(らちがい)なのであります。

　ところが不思議な事に、中央道を長野方面に向かい、山梨の双葉サービスエリアで休憩した時だけ、「今こそ宝くじを買わなければ！」という天の声に突き動かされて、かなりの高確率で買ってしまうのでありました。ま、ジャンボくじなら10枚3,000円、スクラッチくじなら10枚2,000円買うだけなのですがね。

　車を降りて取りあえずトイレに行きます。トイレを出るとそこには宝くじ売場が・・・。何らかのオーラが出ているとしか思えないくらい、自然に引き寄せられてしまいます。別に、洗脳されたかのように無意識に行動してしまうのではありませんよ。だって、ドリームジャンボで7億円当たっても使い道が無いから、それなら多少なりとも当たる確率の高いドリームジャンボミニで確実に1億円当てた方が良いなとか、一応は考えているのでありますからね。

　そんな奇跡が起きたらいいと、ずっと願っている。そんな奇跡が起きないことは、知っている。

　辻村深月著「かがみの孤城」（ポプラ社）からのお言葉です。 当たる筈が無いと知りつつ、双葉サービスエリアでだけは、理性のタガが外れてしまう私。嗚呼、ドリームジャンボミニの当選発表は今日であります。まだ確かめてはおりませんけれども、当たれば良いなという心と、当たる訳ないじゃんという心がせめぎ合っているのでした。でもさ、当たる確率はゼロじゃないんだよな〜。当たらないかな〜。

【つづく】

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