お布団大好き犬、こむぎ

　のこむぎはお布団が大好き。毎晩、私とかみさんが寝ているダブルの大きな布団に潜り込んで寝ています。こむちゃん、昭和の時代には犬は外の犬小屋で寝るのが普通だったんだよ。家の中で過ごしているってだけでも恵まれているというのに、しかも人間様の布団で寝るとは！

　こむぎのダラケ具合については別の機会にご報告させて頂くとして、今日は、犬も夢を見るのだ、という件に関してのお話でありますよ。

　いつものように、こむぎ、かみさん、私という並びで一つの布団で寝ておりますと、くむんくむんくむんくむんくむんという声で目が覚めました。私が気付くとほぼ同時に、かみさんも起きた様子。

ねぇ、Yasちゃん。起きてる？

うん、今起きた。

こむが何だか変だよ。

俺もね、こむの声で目が覚めたんだ。

　布団をそう〜っとめくって、こむぎの様子を確かめてみますと、手足をピクピク動かしながら、くむんくむんくむんくむん、と鳴いています。

もしかして、こむ、寝ぼけてるんじゃね？

手足の動かし方からして、走ってる夢でも見てるのかなぁ。

　こむぎを揺すって起こしたところ、すぐに目覚めてきょとんとした顔。やっぱり怖い夢でも見ていたようです。

　大丈夫、何にも心配することないからね。

　JKローリング著「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅〜映画オリジナル脚本版〜」（静山社）からのお言葉です。犬も夢って見るんですね。犬と一緒に布団で寝ていたら、犬が寝ぼけたという、何とも平和なお話で御座いました。

【つづく】

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