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  今週のお言葉  

 の住む日野市は東京都の西方に位置していて、自転車で出掛けるとなると、西方向へのサイクリングがほとんどとなってしまいます。私は都心の道に明るくなく、しかも車通りの多い道が怖くて苦手だものですから、東方向の都心を避け、西を志向する傾向が顕著という訳であります。

 日野を起点に西方面へのサイクリングは、どこへ行くにもそれなりの坂を越えなくてはなりません。ナマった体にこれがキツいのであります。特に、八王子の恩方(おんがた)と神奈川の藤野(ふじの)を繋ぐ陣馬街道和田峠は、鬼の激坂として地元では有名です。私もかつては、割と頻繁にこの峠に出掛けたもの。今はナマりきっちまって、足着かないで登れるかどうかも怪しい状態ですがね。

 この鬼の和田峠の噂については、様々な方のブログや自転車雑誌にも取り上げられていて、腕(脚?)に覚えのあるローディーにとっては、一度は行ってみたい聖地と化しているようなのですな。その気持ちも分かります。和田峠を登り切った達成感は相当なものですからね。それにしても毎年この時期になると「和田峠って、ロード初心者でも普通に登れますか」とか「どの程度のタイムで登れば一人前と云えますか」といった質問メールを頂く機会が増えます。自転車乗りにとっての和田峠は、注目に値する激坂、云い変えればある意味「聖地」という事なのでありましょう。

 まあ、行ってみりゃわかるさ。

 彩瀬まる著「桜の下で待っている」(実業之日本社)からのお言葉です。こればっかりは自分で登ってみるしかないでしょう。いくら細かい情報を収集したとしても、所詮、他人の意見に過ぎないのですからね。

 実は私は和田峠はあまり好きではありません。名物が買える訳でも美味しいモノが食べられる訳でもなく、単に激坂を登り切ったという自己満足しか得る事が出来ませんし。個人的には、断然、檜原(ひのはら)村の時坂(とっさか)峠を推したいところであります。

 時坂(とっさか)峠は和田峠ほどの激坂ではありませんが、それなりにパンチが効いたルートです。峠の登り口には、ちとせ屋豆腐店があり、ここの豆乳ソフトクリームと、おからドーナッツは中々の味。更に峠を登りきった先には蕎麦処みち子という美味しいお蕎麦屋さんがありますので、サイクリングの目的地としてはまさに最適と申せましょう。万願寺基地から一周70Kmという行程も、日帰りのミドル自転車散歩としては実に手頃な距離。檜原村の時坂峠、中々のオススメでありますぞ。あ、一応ここ東京都内ですからネ。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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