っとの事で冬の繁忙期を乗り切りました。まだまだ春に向けての段取り作業が残っていて完全に暇になった訳ではありませんが、仕事に一段落がついた事は確かであります。ま、貧乏暇無し零細自営業者である以上、完全に暇になる事なんざ望めないのは分かっちゃいますがね。有給休暇などという便利なモノとは隔絶された世界に生きる私にとって、こうしたちょっとしたタイミングで積極的に休暇を取らないと、結局一年中アクセク働く事になっちまうのであります。
この週末に高校のプチ同窓会が沼津で予定されていて、折角出掛けるのであれば自転車で行こうかなと計画をしておりました。R129で厚木まで下り、R246で小田原へ。そこからはR1箱根峠を越えて沼津入りする行程。約110Kmの中距離サイクリングとは云え、小田原からは箱根駅伝の山登りと同じコースを通る訳ですから、中々パンチの効いたルート選択の筈でありました。
ところが土曜日の降水確率は80%。これじゃちょっとねぇ。ここのところ忙しくて中々自転車に乗れないでおりましたので、リハビリ・サイクリングとしては110Kmなら丁度良いかなと楽しみにしていたのですが、雨の予報を見てしまうと一挙にやる気が失われてしまいます。翌日曜日も同じく雨の予報ですので、輪行で出掛けて復路を自転車で帰ってくるという計画も無理っぽい感じ。ま、それ以前に高校の仲間との飲み会は痛飲が恒例となっておりますから、日曜日は例え晴天であったとしても、宿酔で動けないとは思いますけどね。
自転車で出掛けないとなると、日野を出発するのは午後からで十分であります。とすると、久しぶりに近所の日帰り温泉にでも出掛けてみますか。以前はお風呂の王様の付帯施設の床屋を愛用しておりましたけれども、最近は自宅の風呂場でかみさんに床屋して貰っちゃっているので、日帰り温泉はとんとご無沙汰なのでありますよ。ぬるめのお湯にゆっくり浸かるも良し、熱いサウナで汗掻くのも良し。湯上がりのコーヒー牛乳の美味い事と云ったら!
嗚呼、極楽とは温泉の事と見つけたり。
森見登美彦著「有頂天家族 二代目の帰朝」(幻冬舎)からのお言葉です。土曜日の午前中は、かみさんを誘って日帰り温泉を堪能した後、電車で沼津に移動して友人たちと鯨飲するという、まさに完璧な休日計画。たまにはこうしたダラケた休日も良いものであります。
【つづく】
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