だまだ冬の繁忙期中でありますけれども、松の内を過ぎてから、年末年始の頃のような地獄の忙しさは緩和されてきました。仕事柄帰宅が深夜になっちまうのは仕方ないとしても、午後出勤のいつものペースに戻っておりますからなぁ。午前中は犬のこむぎと超ロングな散歩に出たりと、スローな生活を享受しております。あ、地獄の忙しさを乗り越えたと云ってもまだまだ繁忙期中であり、確かに午前中の自由な時間は復活しましたが、土日も仕事なので、週末のサイクリングに中々出掛けられないのは相変わらずでありますよ。
以前はこうした午前中の時間を使って自転車に乗りまくっておりました。ところが最近、自転車で出掛けるのが一々億劫に感じられるようになっちまったのであります。ロードバイクのピンク号は職場に置いていますので、朝のサイクリングへ出掛けるのに以下のようなプロセスを経る必要があります。こうした事も億劫に感じる要因の一つである事は間違いなさそうです。
- 家(程久保基地)で自転車のジャージ&レーパンに着替える
- スクータで職場(万願寺基地)まで移動
- ピンク号に乗り換えてサイクリングへ
- ピンク号で近所を一回り(40Km〜50Km)して職場(万願寺基地)に戻る
- スクータで職場(万願寺基地)から家(程久保基地)に移動
- シャワーを浴びて着替える
- スクータで職場(万願寺基地)へ出勤
ね?サイクリングが億劫になる気持ちも分かるでしょ?しかもこうしたサイクリング以前に、朝のルーティンであるこむぎの散歩も私の役目。結局自転車に乗る代わりに超ロング散歩に変更したり、家でのローラーゴンゴロに切り替えたりしてしまうのであります。
おかしいなぁ。以前は自転車に乗ること自体が楽しくて楽しくて仕方がなかったのになぁ。明らかに最初の頃のワクワク感が薄れてきているのが分かります。これじゃイケナイですよね。ロードバイクに関する知識など皆無だった代わりに、純真無垢な興味をエネルギーにして活動していたあの頃のように、素直な気持ちで自転車を楽しみたいのに。
空という言葉を忘れて 空を見られますか? 生まれたての赤んぼのように
谷川俊太郎の詩集「おやすみ神たち」(ナナロク社)からのお言葉です。この気温でこの装備で出掛けると初めは寒いけど途中で暑くなって汗かいて結局冷えちゃうんだよなとか、陽が短いからこの時間から出掛けても海まで行ったら帰りに日没食って泣きを見るに違いないとか、余計な知識や経験が行動を阻害してしまうのですな。そうでなくても今は冬。陽は短くて行動時間は限られてしまうは、寒くて早起きは億劫だは、汗かくと風邪引くのは確実だは、相変わらず仕事の繁忙期は続いているは、結局のところもう少し暖かくなるまでは、自転車よりもこむぎとの散歩やローラーゴンゴロを優先して凌ぐしかなさそうでありま〜す。
【つづく】
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