野市のお隣の立川市に立川シネマシティという映画館があり、モノレール一本で行けるものですから割とよく利用致します。特に私はシネマシティズンといういわゆる有料会員になっているので、通常1,800円のところ、平日1,000円、土日1,300円という非常にリーズナブルな値段で楽しめるのであります。
特に仕事の閑散期は午前中の時間が自由に使えますので、自転車に乗れない雨の日などは、朝から映画を観る事も結構御座います。多くの新作映画は土曜日の封切りです。期待の映画は早めに観たいものですが、封切り直後の土日は混みますからなぁ。その点、月曜日の午前中ならば、新作映画でも、結構ガラガラなのですよ。
平日の午前中に、新作映画をガラガラの劇場で楽しむのは、私にとって至福の時間であります。家でDVD観るのと違って、映画館は作品に没頭出来ますからね。家で映画館並の大音量を出したのでは近所迷惑も甚だしいですし、そもそもあんなに大きい3D対応のスクリーンなんて、一般家庭には有りませんから。うちのテレビもニュースを見る位なら十分な大きさですが、映画館のスクリーンと比べりゃ、まるで玩具ですもの。やっぱ映画は劇場で観なくっちゃ！
こんな話を職場の若い衆にすると、皆、口を揃えて「映画館に独りで行くのって、ちょっと寂しくないですか？」と宣います。私の場合、純粋に映像作品を鑑賞する為に出掛けるので、そんな事全く気にしていませんでしたけれども、多くの若い衆にとって映画館はデートコースの一部という位置付けのようなのですな。彼らにしてみれば、ディズニーランドに独りで出掛けたり、平日の午前中に独りで東京サマーランドの流れるプールで泳いだりするのと、同じように映るみたいなのでありますよ。
大人は寂しくてもいいのだ。
長島有著「問いのない答え」（文藝春秋）からのお言葉です。カップルやグループで出掛ける楽しさも勿論理解出来ます。しかし私くらいのオサ〜ンになりますと、独りの方が煩わしさがなくて良いという事も、大いにあるのです。ま、チミたちも、もう少し大人になれば分かってくると思うよ、うん。・・・とは云え、平日の午前中に独りで東京サマーランドの流れるプールで泳ぐのは、さすがに抵抗ありますけどネ。
【つづく】
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