え〜ん!私、痛恨のミスを犯してしまいました〜。実はロードバイクのピンクちゃんのピッカピカのフレームに、傷をつけてしまったのであります。傷は構造的な問題が発生するような深刻なレベルではありませんが、直径2mm程度塗装が剥がれて、銀色の下地が見えてしまっている状態。結構目立ちます。あぁ、やっちまった〜!!
車でピンクちゃんを運ぶ際、フレームとホイールが干渉していたのでした。何たる事!こんな事ならもっと念入りに養生しておくんでした〜。今思えば、決して想定外の事故ではないのです。十分回避出来たインシデントなのであります。自転車を積む際に、フレームとホイールの間にタオルを噛まそうと一旦は考えたのですが、まぁいいか多少クリアランスも有るし大丈夫でしょ、と楽観的に判断しちまったのであります。タオルを取りに行くのなんて大した手間では無かったのに・・・。案の定クリアランスが足らず、走行中の振動でキコキコ摺れていたのであります。バカ馬鹿ばか、俺の馬鹿!何でタオル挟まなかったんだ〜!あ〜もう!悔やんでも悔やみ切れません。
誰に何を言われても消えない後悔なら、自分で一生抱えていくしかないのよ。
村山由佳著「天使の梯子」(集英社)からのお言葉です。そうなのです。一度ついてしまった傷は、もう決して消える事はないのです。ピンク色に輝く私の宝石は、傷物になってしまったのでありました。外を走る以上、いつかは傷がつく事は覚悟していたとは云え、まさかこんな形でその時がやってこようとは・・・。
塗装が剥がれたところから錆が浮かないように、透明なエポキシの樹脂で傷をコートします。これで錆の心配はなくなった代わりに、傷が永遠に固定化されたのでありました。これからはこの傷を見る度に、悔やみ切れない失態を思い出す事になります。しかしクヨクヨしていても始まりません。ポジティブに考えれば、一旦傷がついてしまった事で、今後は小傷を恐れず輪行に踏み切れるというものであります。
傷が破断に直結するカーボン素材のフレームであったなら、同様のミスは一発廃車に繋がってしまった事でしょう。クロムモリブデン鋼製だったからこそ、この程度の傷で済んだと、前向きに考えてみる事に致します・・・。と云うものの、現実を受け入れるにはもう少し時間が掛かりそうであります。うえ〜ん。
【つづく】
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