ングローブバイクスに、ブリジストンの小径車を発注してからそろそろ3週間。既にお金も支払いましたし、メーカからマングにモノが到着した事も、確認しております。なのになのに、マングから納車日の連絡が、まだ無いのであります。
嗚呼、分かっています。マングローブバイクスは自転車プロショップ。競輪選手向けのメンテナンスが優先順位の一番で、その次にブルペなどのアマチュア競技者向けの作業が位置づけられます。私のような競技と関係ないサイクリストは一番最後になるのは当然。しかも今回発注した小径車は、スポーツ自転車ではない一般車ですから、プライオリティ最下位なのは承知しておりますですよ。更に大将の納車整備の精緻さと云ったら、微塵の妥協もなし。時間が掛かるのは分かっています。でも、でも、早く連絡来ないかなぁ・・・。
最近の私の生きる目的は、小径車を受け取る事に絞られつつあります。寝ても醒めてもブリジストンSNL187、通称スニーカーライトの納車の事ばかり考えているというのは、正常な社会人の態度としてどうかとは思いますが、だって仕方が無いじゃない!待ち遠しいんだからさ!!
限定された目的は人生を簡潔にする。
村上春樹著「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(文藝春秋)からのお言葉です。好物を見せられた犬が、涎をダラダラ垂らしながら、ひたすらご主人様の「よし!」という言葉を待つが如く、マングからの連絡をじっと待つ私。待ち続けていたら、生き様まで簡潔になってきたような気が致します。ああ、電話まだかなぁ〜っと。何か、待つ事自体に快感を覚えるようになってきてしまいました。いやだわん、変態チックで・・・。
【つづく】
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