、かなり人見知りを致します。仲間内では割とハキハキとやりとりし冗談を飛ばしたりもするもんですから、社交的な男であると勘違いされる事が多いのですが、自分の方から知らない人に話し掛けるのは、実はあまり得意ではありません。

　自転車でお出掛けした際、知らない方に話し掛けられる機会は割と御座います。こう云う時は問題なく普通に返答出来ます。一対一でしかも相手からアプローチされた場合は全く平気なのです。いやむしろ、人なつっこい人と認識される位かも知れません。ところがこちらから声を掛ける事が中々出来ないのであります。特に相手が複数だった場合はその傾向がより顕著。どうしてもモジモジ、ウジウジしてしまいます。

　それが偶然のすれ違いになるか、それとも運命の出逢いになるか、すべては己にかかっている。

　森見登美彦著「夜は短し歩けよ乙女」（角川書店）からのお言葉です。URIBOZの面々と知り合いになって、大袈裟ではなく、私の人生は変わりました。仕事関係でもなく、近所付き合いでもなく、同級生でもない、純粋に趣味だけで繋がっている仲間。こうした友人達は、私にとってまさに宝であります。今日のちょっとした出逢いが、もしかしたらこうした濃密な繋がりに発展するかも知れないとは思いながら、初対面の方に中々声を掛けられずにいる、内弁慶な私。この情けない内気で女々しい性格を何とか変えていきたいと思いつつ、結局モジモジしているだけなのでありました・・・。嗚呼、いい大人が情けなや。

【つづく】

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