あれこれ memorandoms やすなべ categorized Yasの状況 activities Yasについて about Yas Yasへの連絡 contact us

  今週のお言葉  

 昨年一番ショックだったのは、やはり富士スバルライン(河口湖〜富士山五合目)の登坂タイムが、ガタガタに落ちてしまった事でありましょう。アスリートの皆様とは比べるべくも無い凡庸なタイムとは云え、1時間40分台という記録は、私なりのベストだったのです。

 タイム不振の原因ははっきりしています。練習不足と体重増加。ただ坂道を登るだけのヒルクライムにおいてはテクニック的な差は出にくく、ほとんどが心肺能力の問題と云っても過言ではありません。練習をサボれば心肺能力は簡単にドロップしてきますし、体重が増加すれば五合目まで体を持ち上げる為に必要なエネルギーは増大しスタミナが逼迫するのは道理であります。

 かつて普通に1時間40分台で登れていたというのに、2時間掛かっても登れないとくれば、これは登坂練習自体楽しくありません。かくしてヒルクライムに対する情熱は薄れ、それが更なる練習不足に繋がる事になります。完璧なる悪循環です。

 過ぎ去ったことなど、どうでも良いのである。

 浅田次郎著「勝負の極意」(幻冬舎)からのお言葉です。かつてどうであったかよりも、今どうなのかの方がはるかに重要である事は分かっているのに、ベストタイムと比較して不貞腐(ふてくさ)れるのは、全く無意味でありましょう。いやそれ以前に、今後の動向に悪影響を与え正常なモチベーションを阻害するだけの行為だと捉え、認識を変えていくべきなのです。

 今はまだ、スバルラインは雪に埋もれています。この雪が融けたら、今年こそはヒルクライムの練習に行こうと心に決めたのでありました。タイムを気にせず、まずは景色を楽しみながら五合目までの完走を目指すところから始めてみます。ま、それ以前に、80〜100Kmの中距離自転車散歩で、冬の間にナマり切った体を徐々にでも慣らしていかなきゃネ。自転車でも何でも、たまには初心を思い出してみるべきなのかも知れませんなぁ。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

「今週のお言葉」の目次に戻る

「やすなべの目次に戻る」

Copyright(C) by Yas/YasZone