ードバイクにお乗りの方で、半端に交通法規を守らない方をチラホラお見受けします。完全に法規を無視する訳ではないのですが、勝手に「自分ルール」を作って、結果として周りに迷惑を振りまいている人。ちょっと格好悪いですネ。
国道20号日野バイパスを市立病院から府中方面に向かいますと、神明の辺りで急な下り坂に差し掛かります。ロードバイクなら楽々50Km/hは出るこの下り坂、ここで惰性をつけて一気に先に進みたいところでありますが、下りきったところにある、信号に引っ掛かる事が、結構多いのであります。せっかく位置エネルギーを運動エネルギーに変換したというのに、赤信号で停まるのはちょっと悔しい気持ちがするのも確か。しかしそこはホレ、皆が信号を無視し始めたら道路が無法地帯になっちまうのは分かるでしょ？如何なる例外も無く、自転車が赤信号を無視して良い理屈など存在しないのであります。
神明から川辺堀之内に向かって坂を下りつつ、良い感じにスピードが乗ったところで、前方の信号が黄色から赤に変わるのが見えました。ちぇ。惰性を利用出来ると思ったのに。私が停止線で停まろうしたところ、私のすぐ後ろに付けていたロードバイクが、「オーライ」と声を出しながら、赤信号を無視して交差点を渡っていくではありませんか。確かにこの川辺堀之内の交差点は横からはほとんど車が来ないですし、見通しも良いですから、物理的には多少の無理が効く事は分かります。しかしですね、明らかな信号無視ですし、しかもすぐ左側に青信号を渡ろうとしていた小学生が居たのですよ！更に「オーライ」とわざわざ声に出して云う辺り、姑息さを感じぬ訳には参りません。
真っ白でなければ、灰色も黒も同じなのだ。
Cocco著「ポロメリア」（幻冬舎）からのお言葉です。私を含め、ロードバイク乗りは、公共の道路で遊ばせて貰っているのです。それを何ですか！「オーライ」などと、さも「俺は安全確認した上で交差点に進入してるんだもんね」といった姑息なアピールをして！どうせやるなら、いっその事、堂々と悪びれずに信号無視した方が、まだスッキリするってぇもんであります。
少なくとも、子供の前でみっともねぇ真似するのはやめて頂きたいと思ったのでありましたとさ。格好悪いったらありゃしない。
【つづく】
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