行に出掛けようとしている夫婦の、空港での会話。
大量の荷物を航空会社のチェックインカウンタに預けようとしている婦人に向かって旦那が言いました。
「スゴい荷物だねぇ。まるで引っ越しみたいだ」
「しょうがないでしょ。みんな必要なものなんだから」
「ここまでたくさんの荷物を持ってくるんだったら、ついでにリビングのピアノも持ってくれば良かったな」
「嫌味なんか言ってないで、早く手伝ってよ」
「嫌味なんかじゃないよ。ピアノの上にパスポートを置き忘れたのを今思い出したんだ」
これは極端な例としましても、同じ旅行に出掛けるにしても、世の中には、たくさんの荷物を持っていこうとする方と、より軽装を心掛ける方とに大別されましょう。私は間違いなく前者のほう。ちょっとしたサイクリングに出掛けるにしても、過剰とも思える装備を用意しないと心配で仕方ないのであります。
私の自転車のサドルバッグには、以下のものが常備されています。
- 700Cのチューブ3本
- パンク修理用のイージーパッチキット(3本のチューブを使いきってしまった時用)
- タイヤが裂けてしまった時用の強力パッチキット
- タイヤレバー
- 汎用ツールキット(ドライバ・六角レンチ等)
- 10速チェーン用コネクトピン
- チェーン切り
- プライヤ
- タイラップ
- 仏式バルブ-米式バルブ変換コネクタ(ガソリンスタンドのコンプレッサで空気が入れられます)
- 携帯手漕ぎ空気入れ
- 二酸化炭素ボンベ式空気入れ
- 二酸化炭素ボンベ3本
- ウィンドブレーカ(小さく畳むとツール缶に入ってしまいます)
- ワイヤーロック
これらの物品は常に自転車に装着されています。これだけあれば普通のパンク修理は当たり前として、タイヤが裂けるほどのバーストや、チェーン破断等にも対応可能。走る自転車屋と呼んでも差し支えない程の装備です。
更に、遠出の際にはナップサックを背負う事も多く、その場合には以下の装備が追加されます。
- 着替え
- 帰りが夜間になってしまった場合用の強力LEDライト
- おやつ
勿論、自転車には普通のLEDライトと点滅尾灯が装着されております。強力LEDライトはあくまでも予備的に、追加で持っているという訳。