泊で全て自走のロングライドに出掛けてみたい。これは以前からの私の望みでありました。過去には軽井沢や糸魚川にサイクリングした事も御座います。しかしこれらの機会では、あくまでも帰りは輪行であり、全行程に渡って自走する事はありませんでした。
私にとって一日の自転車での走行距離は、160Km＝100マイルが一つの目安であります。勿論、160Kmを越えて出掛けた事も何回かはあります。しかし大概の場合、200Km超の行程は翌日に深刻な疲労が残ってしまうのです。翌日に影響を与えない範囲でのサイクリングを考えますと、一日の走行距離は160Kmを越えないようにしたいのであります。
自走で160Kmのコースでは行き先はかなり限られてしまいます。大月から富士吉田を回って山中湖から道志街道を戻ってくるルートですとちょうど160Km。確かに手頃で楽しいルートではありますが、割と頻繁に出掛けていたら、最近飽きてきてしまいました。もっと遠くへ行ってみたい。でもその為には輪行が必須になってしまいます。
輪行は非常に気楽です。困れば電車に乗っちゃえば良いんですからね。でも些か、忙しないのが難点と云えましょう。早朝に家を出て、帰宅は夜10時過ぎですから、かなり疲労もします。そこで思いついたのが一泊ツーリング。一日目で160Km進み、その晩は現地でゆったり宿泊。翌朝現地を出て160Km戻ってくるという方法です。
ところがいざ実践しようとなると、どうしても躊躇してしまうのです。現地に一泊するとは云え、合計で320Kmのツーリングです。実際に走りきれるのだろうか。途中で雨が降ったらどうしようか。こんな事を考え始めますと、中々実行に移せないのです。
今日やらんと一生後悔するでぇ。みんなそうやって死んでくんや。
水野敬也著「夢をかなえるゾウ」の中のガネーシャのお言葉です。そうなのです。考えているだけではなく実行に移さなくては、機会はどんどん失われていってしまいます。ましてや天候や体調や家庭の用事や仕事の具合が全てドンピシャリでなければ成り立ち得ないこの計画において、躊躇して実行に移す勇気が出ないというのでは、どんどん実現は遠のいていくばかりです。
今年の夏こそ、思い切って一泊ツーリングを実行に移してみようかなぁと思うのでありました。
【つづく】
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