ループでお出掛けする時と異なり、ソロツーリングでは食堂やレストランには何となく入りづらく、結局、食事も小休止も全てコンビニになってしまう事もしばしばであります。ぴちぴちパンツ姿って普通の人から見れば変態に他なりませんもんね。だいぶ慣れたとはいえ、特に一人きりの時はまだ他人の眼を意識してしまいます。
その点コンビニならばレーパンでもへっちゃら。特に街道沿いのコンビニであればレーパンを穿いたサイクリストの姿も多く、店員さんも見慣れていますしね。そもそも食堂に比べても機能的にはコンビにの方が断然上。食事やお菓子などのラインナップも豊富です。当然、水や栄養ドリンクも補給出来ますし、トイレも借りられる。コンビニってホントに有り難いですなぁ。
コンビニは神。確か2ch.netに書き込まれていたのだったと記憶しておりますが、上手い事を云う人がいるものであります。灼熱の真夏に食べるガリガリ君、真冬の冷えきった体を温めてくれる肉まんやおでん。今まで何度助けて貰った事でありましょう。欲しいモノが欲しい状態で置いてありそれを簡単に手に入れられる幸せ。まさにコンビニは神であります。
サイクリングに休憩は必須であります。しかし難しいのは長く休むと体が冷えてしまう点。自転車の場合積載出来る荷物がごくごく限られていますから、余分な上着などはなるべく持ちたくありません。すると走行時に快適な服装をだけを考えてウェアを選択する事になってしまう為に、休憩中の体温維持って意外に難しいのであります。
要は休憩は短めにしてサッサと出発すれば良いのであります。分かってはいるのですが、一度休んでしまうと再出発が億劫になってしまうのも事実。結局、補給が済んだ後もダラダラと休んでしまう事もしばしばです。極端に暑い日や寒い日は特にね。
さあ、いつまでもぐずぐずしないで。いらいらするから。行くって決めたのなら、もう行って。
サン=テグジュペリ著「星の王子様」からのお言葉です。ぐずぐずダラダラしても良い事などありません。分かっているのに、ぐずぐずしてしまう。朝、起きなければいけない時刻なのに「う〜ん、あと一分だけ」とぐずぐずしてしまうあの行為と本質的には同じなのでありましょう。
我ながら意志が弱いなぁと半ば呆れつつ、ぐずぐずもなかなかの快感だったりするのでありました。
【つづく】
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