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  今週のお言葉  

 

居るのですよ、こういう馬鹿が。

 ロードバイクで街中を走っておりますと、信号無視をする自転車の多い事多い事。自転車は押していれば歩行者扱いですが、乗っている時は、法律上歴然と「車両」であります。ちょっと考えてみて下さい。もし同じ振る舞いを、同じ「車両」であるオートバイがしたとすれば、交通は滅茶苦茶になってしまうでしょう?

 ま、それでも運転免許を持たない方の中には、自転車は車両よりも歩行者に近い存在だと思い込んでいらっしゃる方も多いでしょうから、現時点では諦めるしかないのかも知れません。

 問題は運転免許を持っている方であります。免許の更新に行きますと、「自転車は車両であり、車道の左側を走行するのが本来の姿である」旨をしきりに説明する事に気付きます。昔はこんな説明はなかったのですがね。ま、こうした警察による啓蒙活動以前に、信号を守らない自転車がどれほど迷惑であるかを認識しているドライバーやライダーの方が、いざ自分が自転車に乗ったら信号無視をするってぇのは理屈に合わないばかりか、いっそこいつ、頭がオカシいんじゃねぇかってさえ思うのであります。

 更にこうした信号無視が、ママチャリだけでなくロードバイクに乗る人によっても行われている事実に、驚きを禁じ得ません。ロードバイクに乗る人は、ショップや雑誌などで、交通社会における自転車の地位等についての話を聞く機会が多い筈でありまして、まさか「ロードバイクは車両というより歩行者に近いものだと思っていた」なんて今更信じてる奴はいないでしょう。奴らは確信犯的にヤっているのであります。しかも中学生や高校生ならともかく、いい歳こいたオッサンがヤっている訳ですから、こりゃもう救いようがありません。矯正は不能でありましょう。

 馬鹿は死ななきゃ治らない

 広沢虎造の浪曲、森の石松金毘羅代参の中のお言葉です。一定のスピードで走っている時に、停まらなければならないのが苦痛なのは認めます。でもね、だからといって信号無視をして良い理由には決してなりませんぜ。これって「お金を払うのが苦痛だから万引きしちゃう」のと全く同じロジックですからなぁ。

 我々は自分の信号が青であれば、そして少なくとも自分が直進するのであれば、横からの信号無視車を想定した走り方はしないのが普通であります。一般的に、事故が発生した場合は過失割合という考え方に則り、信号が青の際の直進車にも注意義務があるとされますが、青信号の度にいちいち横からの無法者が飛び出す前提で徐行していたら、深刻な渋滞が発生する事は間違いありません。交通信号機とは、いわばこうした事態を打破する為の装置でありまして、これを無視するという事は、交通システムに対するテロ行為に他ならないのであります。

 白バイやパトカーも、十数キロオーバーの善良な車を捕まえている暇があったら、こうしたテロリストを捕まえて、極刑に処して貰いたいもんであります。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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