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  ZRX1100号20年  

 

 が愛機 Kawasaki ZRX1100号、新車で購入後20年経ちました。並列4気筒水冷エンジンを心臓に持つこのマシン、購入当時はちょっとショートツーリングに出掛けただけで、様々な場所で同型機を見掛けたものであります。最近では既にレア物の域で、とんと見なくなりましたけれども。

 1997年に発売されて以来3回のマイナーチェンジが行われ、私の所有するのは2000年型C4(バージョン4)。ZRX1100の最終型EU向けの逆輸入車であります。国内仕様のような妙な制限機構が搭載されていない、フルパワー仕様車。機械は部品点数が増えれば増える程、全体のアベイラビリティが低下します。20年間大きな故障もなく過ごせたのも、造りが単純なEU仕様だったからかも知れませんね。

 2001年にはエンジンを1200ccにスープアップされたZRX1200Rが登場。こいつは2008年まで販売されておりました。更に2009年からキャブレタ仕様からEFIに変更されたZRX1200DAEGの発売が始まります。ところが2016年排ガス規制変更を受け、2016年9月に発表されたファイナルエディションをもってZRXの発売は完全に終了となったのでありました。

 現在、私のZRX1100号は車検整備中であります。明日には出来上がって来る予定ですがね。今回は前後のタイヤ交換を実施。銘柄はミシュラン・パイロット・パワーであります。このタイヤ、単なるハイグリップなだけでなく、温度依存が少なく冷えていてもそれなりに食いつくのですよね。パワーを掛けた時の滑り出しも緩やかで、ここ10年以上、ずっとこの銘柄を使い続けています。ブレーキに関してはパッドの交換とともに、ダストシールの交換を含むキャリパのオーバーホールを実施。ブレーキは命を預ける部品でありますから、常に最良の状態を保ちたいもの。

 そう云えば2年前の車検ではフロントフォークのオーバーホールを行いました。車検毎に気になる部分のオーバーホールを実施している勘定です。ま、20年間にわたり一つの車体を維持し続ける為には、こまめなメンテナンスは必須でありますからな。

 エンジン本体は幸いにして絶好調。ま、エンジンにしてもメーカーからの部品供給が途絶える前に、機会を見て腰上オーバーホールしようと考えておりますが。

 私は、並列4気筒の集合管での音が大好き。しかも低速トルクのあるオートバイを好みます。ところが最近の4気筒エンジンは高回転型のものばかりで、欲しいバイクが存在しないのです。そういう意味で、ZRX1100が私にとってベストなオートバイ。特に私のマシンはレアな赤。私が高1の年に発売された Kawasaki Z750GP と同色で、私の年代には憧れの色なのです。

 ZRX1100号には死ぬまで乗り続けようと考えている次第であります。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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