こむぎとの時間　　

こむカーで昭和記念公園に到着であります

　むぎは今年で10歳になります。資料によりますと中型犬の10歳は、人間に換算すると56歳に相当するとの事ですから、既に私の年齢を追い越している計算。毎朝こむぎと一緒に楽しくむこぽんさ（散歩の事）に出掛けておりますが、こむぎにしても永遠の命を授かっている訳ではありませんから、いつかは別れが来てしまう事は避けようがありません。だからこそ、彼女が元気なうちに、色々なところへ遊びに連れて行ってやりたいと考えている次第であります。

ドッグランは楽しいな

　今週末もこむカーで昭和記念公園に遊びに行って参りました。こむぎは昭和記念公園のドッグランが大好きなのであります。日曜日は快晴の割に風が涼しく、絶好のお出掛け日和でした。こむカーは車高が低く、真夏の炎天下では照り返しによる相当な暑さを覚悟しなければなりませんが、その点、今頃の季節は暑くもなく寒くもなく、お出掛けには最高の季節と云えそうです。

池の鯉が気になる、こむぎ

　ドッグランでひとしきり遊んだ後、東京ドーム39個分もの広大な面積を誇る園内をぐるっと散歩します。途中、ベンチで休んで、家から持ってきたソーセージを食べさせます。こむぎは魚肉ソーセージが大好物。ビシっとお座りをし、ソーセージをおねだりします。私も売店でビールとポテトを購入し、こむぎと一緒におやつの時間であります。やはり昼間に飲むビールは、行楽感を盛り上げてくれますなぁ。

　木陰で二人で寝ころんで昼寝をした後、もう一度ドッグランに顔を出しました。若い頃ほど滅茶苦茶に走り回る訳ではありませんけれども、他の犬と楽しく遊んでいる様子。気質の問題だと思いますが、こむぎは見知らぬ他の犬とも喧嘩する事なく、どの犬とでも仲良く一緒に行動する事が出来ます。少なくとも他の犬との触れ合いをストレスに感じる事はなさそう。ま、程久保基地では猫のゆずとみみとの共同生活を送っている訳で、ある程度の譲り合いは仔犬の頃から叩き込まれておりますからな。だからこそドッグランのような、社交的な場が好きなのでしょうがね。

　結局この日はたっぷり7時間も遊びましたよ。これだけ遊べば、こむぎも満足でありましょう。

　最近、こむぎが歳を取って歩けなくなった時の事を考える事が多くなりました。こむぎも私も歳を取りましたからね。老犬になっても、こむカーで立川の街を走った事とか、一日中ドッグランで遊んだ事とか、芝生広場の木陰で一緒に昼寝をした事とか、花畑の前でソーセージを食べた事とかを、懐かしく思い出してくれれば、本当に幸いであります。こむちゃん、長生きしてね、まだまだ若いよ。

【つづく】

「あれこれ」の目次に戻る