に秋めいて参りました。ついこの間まではタオルケット一枚で十分だったのに、今朝なんぞ、気付いたら、かみさんと掛布団の取り合いになっておりましたよ。かみさんと私はダブルの布団で一緒に寝ているのですが、そこに犬のこむぎも無理矢理入ってきたりして、まさに掛布団を巡る三つ巴の戦いの様相を呈しているのであります。
10月4日（水）は中秋の名月でした。深夜にかみさんとお菓子を食べながら月を眺めたりしておりましたら日付が変わり、10月5日（木）になりました。夜中にお菓子を食べるのは、健康上どうかと思いますけれども、Yas家恒例の家カフェでありますから仕方がありません。ちょうどこの日は我々の26回目の結婚記念日でありまして、夜中にコーヒーで乾杯したのでありました。思えば昨年は25回目の結婚記念日だったのですから、銀婚の節目であった訳です。かみさんとは学生の頃からつきあっておりましたので、そういう意味では既に30年以上仲良く一緒に遊んでいる訳で、我ながら長いつきあいでありますなぁ。
今年の中秋の名月は満月では無かったらしいのですが、ほぼ円形に見えました。今回、初めて月の撮影にチャレンジしてみたのですけれども、オートで撮影しても中々上手く撮れないものですね。先日購入したコンデジ、NIKON
A900をマニュアルモードにし、設定を変えて色々試したところ、iso200、f6.9、1/200secの組み合わせが良いようでありました。満月って被写体としては思った以上に明るいのですね。
毎朝の犬の散歩にもコンデジを持って出掛けます。光学35倍ズームと云う事もあって、スマホのカメラとは比較にならぬ程使いやすいですからね。住まいである程久保基地の周りには、多摩丘陵を構成する林がそこここに点在していて、ここが東京都内であるとはちょっと信じられないくらい。自然が色濃く残っています。
そういう意味で、こむぎは相当恵まれた犬でありましょう。毎朝、4〜5Kmもこうした林の中の尾根道を散歩出来るのですからな。ここ最近、空気が秋のそれになった事を感じますけれども、林に入ると、秋の気配が更に濃厚に漂って参ります。キノコがにょきにょきと顔を出していますし、つやつやしたドングリも落ちています。木には名も知らぬ実がなり、ススキの穂が風に揺れています。そんな中をこむぎは楽しそうに進んでいきます。こうした自然の中で遊ぶのは犬冥利に尽きるというものでありましょう。空を見上げれば秋の鱗雲が広がり、ザクロの実が食べ頃を迎えています。コスモスは今がまさに最盛期。
多摩地区のはずれとは云え東京都内に住んでいながら、こ季節の移り変わりを感じられるのは大層幸せな事でありましょう。こうした風景をコンデジで撮影するのも、日々の楽しみの一つになりつつあります。小さな秋見〜つけたという感じ。毎晩仕事が終わるのが深夜になってしまったり、年に数回の繁忙期は朝から晩まで働かなくてはならないのは、ちょっとイタダケませんけれど、平日の朝、こうしてのんびり過ごしておりますと、午前中に自由に時間が取れる仕事で、本当に良かったと改めて思う次第であります。
【つづく】
「あれこれ」の目次に戻る
小さい秋見〜つけた 
