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  デブ号で行く多摩川サイクリング  

 お出掛け

二子橋下流の多摩川左岸にて
ダートを走行

 摩川サイクリングロードは、多摩川に沿って整備された自歩道(自転車歩行者道)の総称であります。こうした自歩道は各市町村が中心となって整備を進めている関係上、多摩川の上流から下流まで網羅的に管理されている訳ではありません。川の左岸と右岸で整備状況が異なっている区間も多く、特に舗装路の走行を求める場合は、左岸から右岸へまたは右岸から左岸へという具合に、何回か川を渡る必要が出て参ります。

 ロードバイクで府中四谷橋から河口まで下ろうと想定すると、私の場合、まずは左岸(海の方を向いて左側)を狛江(こまえ)まで進み、多摩水道橋を渡って平間まで右岸を下り、ガス橋で左岸に渡りなおして大師橋まで行くのが常。例えば、狛江から下流の左岸は舗装路ではなくダートですので、アスファルト走行を前提としたロードバイクは迂回を余儀なくされるという訳です。こうしたダート区間は右岸にも存在し(例えば川崎市川崎区の味の素工場裏の多摩川土手とか)、それが何回か右岸左岸を渡りなおす事になる理由であります。

 さてファットバイクのデブ号を手に入れて悪路走行が可能になった事もあり、府中四谷橋を起点に、左岸のみを走って多摩川河口まで行き、帰りは右岸のみで戻ってくるというサイクリングにチャレンジしてみる事に致しました。

羽田の旧穴守稲荷 大鳥居にて

 府中四谷橋を出て左岸のサイクリングロードを進んでいきます。狛江の西河原公園から都立狛江高校までの区間は「狛江ダート」と呼ばれていて、土手上の道は舗装されておりません。普段はここで側道に下りるのですが、この日はズンズン土手のダートを進みます。

 多摩水道橋を渡らず、そのまま左岸を直進します。土手道はすぐにダートになりますが、そんなのお構いなし。空気圧を低めに設定したデブ号で、ポヨンポヨンと進んでいきます。川原の交通機動隊練習場では、警視庁の白バイ隊(20台くらい)が練習しておりました。上手な人はびっくりする程キビキビ運転しておりますが、白バイ隊にも結構下手くそな人も居るんですねぇ。もしかしたら白バイ隊員ではなく、交機を志願している方達なのかも知れませんね。それにしてもUターンでは、ステップが接地するくらいバンクさせつつ、もっとアクセルを開けなきゃ!

 駒沢大学の手前あたりから土手道は舗装路に変わります。多摩川に流入してくる野川を避けるように二子橋公園に降りて、グランドの取り付け道路を進みます。二子玉川の兵庫島公園から先の左岸は、またまたダートであります。土手道から川原に降り、水たまりをよけながらトコトコ進んでいきます。川原と反対側の側道に降りれば走りやすいアスファルトになっておりますが、今回は折角ですから悪路を楽しもうという訳。

 読売ジャイアンツの旧多摩川グランドを過ぎると、川原は極端に狭くなって参ります。勿論ダート。そのまま東京都水道局調布取水所につき当たりますが、心配はご無用。水道局の敷地内の通路を通る事が出来るのです。ただし自転車に乗車したままの通行は禁止されていますので、水道局の中だけは押し歩きの必要がありますけどね。

 丸子橋からは、土手上に舗装されたサイクリングロードが整備されておりますけれども、ここまで来たら意地の問題でもありますので、土手道からわざわざ川原に降りて、公園やグランドの隙間のダートをトコトコと進んで参ります。途中、ゴルフ練習場とか六郷水門とか、仕方が無く土手道のサイクリングロードに上がる場面はありましたが、基本的にダート優先で、大師橋まで左岸だけで下って参りましたよ。

 大師橋の大谷政吉商店でアサリの佃煮を購入。ここの佃煮は美味いんだよなぁ。更に河口を目指し、弁天橋で海老取川を渡って、旧穴守稲荷の大鳥居までやってきました。多摩川を下るとなると、やはり大鳥居の前での記念撮影は必須でありましょう。

 一旦大師橋まで戻って右岸に渡ります。折角ですから川崎大師にお参りした後、帰路につきます。大師橋のたもとから右岸のサイクリングロードに入りますと、1Km程進んだちょうど味の素の川崎工場の裏あたりから、道はダートに変わります。ロードバイクなら押し歩きせざるを得ないところを、ファットバイクのデブ号はポヨンポヨンと進んで参ります。元々雪道や泥濘地を走破する為に設計された自転車でありますからな。ダートはお手の物なのでありますよ。

 六郷橋のガード下をちょっとだけ迂回して、川沿いに戻ります。多摩川見晴らし公園から、リバーサイドのマンション群の裏手のダートを進みますが、マンションが途切れたところで一旦道路に出て、戸手町の信号を斜め右に進み、再び川沿いに戻ります。川崎競馬の練習馬場を右手に見ながら、ダートの土手道をトコトコと進んで参ります。

 第二京浜(国道1号)をくぐると土手道はアスファルトのサイクリングロードになりますが、わざと土手道を降り、ゴルフ場や野球場の横のダートを進んでいきます。スピードは出ませんけれども、ゴルフを見物したり野球の練習を眺めたりと、中々飽きないルートです。国道246号をくぐった先でサイクリングロードに戻りました。ここからは川原がススキの原になっていて、土手道から下に降りられないのであります。結局、是政橋までずっと右岸を進みました。是政橋から上流、関戸橋までの間、ちょうど多摩市のクリーンセンターの裏手あたりで右岸は行き止まりになっておりますので、是政橋からは南武線南多摩駅の線路を渡って、連光寺坂を越えて関戸橋に出て、再び多摩川右岸を走って、府中四谷橋から浅川サイクリングロード経由で、我が程久保基地へ無事帰投しました。

 多摩サイで羽田に行くなんぞ、サイクリングルートとしてはありふれておりますが、敢えて行きは左岸だけ帰りは右岸だけと制限する事で、新鮮なサイクリングを楽しむ事が出来ました。オンロードのみのルートよりも時間は掛かりますけれども、中々オススメでありますぞ〜。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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