2年半に渡り便利に使い続けてきたSONY製のワイヤレス・ヘッドホンMDR-NWBT20N。音質やノイズキャンセリング性能に全く問題はないのですが、実は以前より、防水性能には大いに不満を感じていたのであります。
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iClever製 QY8 Bluetoothヘッドセット |
と申しますのも、このヘッドフォンを使う主な場面は、犬のこむぎの散歩でiPodのPodcast番組を聴いている時だからであります。何しろ奴は家の中でペットシートにオシッコやウンコをする習慣が無いものですから、たとえ雨の日であろうとも、朝晩2回の散歩が欠かせないのでありますよ。MDR-NWBT20Nはコントローラ部とイヤフォン部が5極の特殊なミニジャックで接続されていて、この部分の防水性がゼロ。コントローラ部を雨から守ったとしても、ケーブルを伝って水滴がミニジャック部分に入り込んでしまうのです。
ジャック部分は非常に錆びやすい材質で出来ていて、ちょっと濡れただけで一日程で錆が浮いてきます。これがノイズの原因になるのです。一応、接点復活剤をスプレーすれば状態は改善されるのですがね。と云ってもスプレーの効果は完璧ではなく、数ヶ月に一度、接点をヤスリで磨いてやる必要があります。ま、非防水のデバイスを濡らしてしまう私の使い方が悪い訳で、SONYのせいではないのですけれども。
防水性の他にもう一点挙げられるのが、ノイズキャンセリング性能が高過ぎる事。iPodとBlueToothで接続して、ヘッドホンで音楽やPodCast番組を聴いていると、遮音性が高過ぎて、メールや電話の着信に気がつかないのであります。こむぎの散歩は平日の午前中に行きますから、仕事のメールや電話が掛かってくる事も多く、これに気づきにくいのは致命的。書き物作業をする場合に、静粛性を求めてデジタル耳栓として使ったりもしますけれども、こうした場面でも、着信に気づかないのは非常にマズい。そこで、こうした欠点を補う商品が無いか、実は以前から密かにリサーチを続けていたのでありました。
ネットの情報で高評価を博していたのが、iClever製 QY8 Bluetoothヘッドセットでした。日常生活防水ですし、イヤホン本体にスイッチ類が搭載されていて別体のコントロール部が存在しないスッキリした造り。左右のイヤホン部はゴム被覆のケーブルで繋がっていて、耳から外しても首に掛けておく事が出来ます。更に特筆すべきはBlueToothがマルチペアリングに対応している点。iPodと無線接続して音楽を聴きつつ、スマートフォンとも同時に接続維持が可能なのです。この商品、正確にはヘッドフォンではなくヘッドセット。そう、マイクも搭載されていてハンズフリー通話にも対応しているのでありました。勿論、デジタルノイズキャンセリング機能搭載です。
実はiClever製 QY8には後継機種のQY9が存在しているのですが、口コミをみますと音質がシャカシャカ気味で重低音の再生が弱いそう。だとすれば型は古いですけれどもQY8の方が良いでしょう。これだけの高機能デバイスながらアマゾンでの販売価格はなんとたったの2,580円!!早速ポチっと注文したのでありました。
いや〜素晴らしい!!人間工学的にもよく考えられていて、ゴム製の突起のお陰で耳にがっちりフィットします。音質も全く問題なし。iPodを聴いている最中に電話が掛かってくると、iPodの音がフェードアウトして、掛けてきた相手の電話番号を合成音声で読み上げてくれるのです。耳のスイッチをクリックするか、スマートフォンを操作して電話に出れば、ハンズフリー通話が開始されます。ノイズキャンセリング機能のせいで外での通話も驚くほど聞き取りやすい。電話を切ると自動的にiPodに制御が戻ります。これで防水とくりゃ性能的にゃ鬼に金棒。通信はBlueToothによる無線方式ですから、iPodとスマートフォンは防水袋に入れておけば、水の心配を全くしなくて済むという訳です。
いやぁ、安いし、音は良いし、聴取中に電話が架かってきてもスムーズに切り替わるし、今回は良い買い物が出来ました〜。iClever製 QY8 Bluetoothヘッドセット、オススメでありますぞ〜!
【つづく】
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