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  魔女の宅急便を全6巻購入し通読しました  

 物欲

 で話題に挙がっております魔女の宅急便の実写版映画、皆様もうご覧になりましたか?私は今週の平日に観に行ってこようと目論(もくろ)んでおります。スタジオジブリ制作・宮崎駿監督作品の同名アニメーション映画の封切りが1989年(平成元年)の事。いやあ、既に25年が経過、実に四半世紀前の作品なのでありますね。今観ても、全く色褪せていないのは、さすがジブリという感じであります。

 恥ずかしながら私、つい最近までこのお話自体、ジブリ原作だと勘違いしていたのでありました。先日、読売新聞に掲載されていた映画のプロモーション記事に原作者の角野栄子氏の談話が載っているのを見て、別に原作が存在していた事を知った次第。元々福音館書店から刊行されていた様ですけれども、現在は角川書店の取り扱いになっております。それにしても全部で6巻もある大作なのですね。

 角川からは文庫版しか出ていないので、迷わずSONY Reader Storeで電子書籍版をダウンロード購入しました。活字の小さな文庫版での読書は、壮年性近距離限定焦点合わせ困難症(老眼とも云う)の私にとってかなりの苦痛なのであります。その点、電子書籍ならば活字の大きさを自由に変更可能ですからね。

 原作の第1巻が出たのが1985年(昭和60年)。これを受けてジブリのアニメーション映画が封切られたのが1989年(平成元年)。対して原作の第2巻「キキと新しい魔法」の出版は1993年(平成5年)ですので、ジブリアニメ版の作品世界は、原作でいう1巻目だけに過ぎなかったのでありますね。電子書籍の奥付によりますと、最終第6巻「それぞれの旅立ち」の初出は2009年(平成21年)ですから、完結までに実に25年を要した事になります。角野栄子氏のライフワーク作品と呼んでも差し支え無いでしょう。

 早速、小説を通読してみました。元々児童小説の(てい)をとっているこの作品、非常に読みやすく一気に読めましたよ。いやあ、面白い!アニメ版とはまた(おもむき)の異なった小説世界が展開され、更にページ数がタップリありますから細かなエピソードも豊富。

 今回の実写映画制作に当たっては、ジブリ作品のイメージが強烈な事もあって、下馬評としては賛否が分かれているようであります。とは云え監督の清水崇氏もその辺りを踏まえた上で制作に踏み切ったのでしょうから、まずはお手並み拝見というところ。私、この魔女の宅急便の原作自体が大好きになってしまいましたので、アニメ版のリメイクではない、比較的原作に忠実と云われている今回の実写版には、結構期待しているのでありますよ。DVD視聴で誤魔化さず、きちんと劇場で観てこようと思いま〜す。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

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