あれこれ memorandoms やすなべ categorized Yasの状況 activities Yasについて about Yas Yasへの連絡 contact us

  オサ〜ンはネック・ストラップがお好き  

 

φ2.0mmの穴にφ2.5mmのビットで
テーパー加工を施しました。

 若い方がほとんど使わないのに対してオサ〜ンは大好きなモノの一つに、ネック・ストラップが挙げられましょう。オフィス街で働く多くのサラリーマンは、IDカードをネック・ストラップを使って首から下げております。あくまでも私論に過ぎないのですが、私を含むオサ〜ン連中の多くは、こうした習慣に毒され切っていて、携帯でも何でも首から下げたくなるのではないでしょうか。

 私も立派なオサ〜ンでありますから、勿論ネック・ストラップ派であります。尻のポケットに携帯電話を入れるなんざ、違和感感じ()くり。そもそもネック・ストラップ派の御仁の多くは、携帯を胸のポケットに入れているのでして、これは常日頃からワイシャツを着用しているからこそ出来る(わざ)。Tシャツなんぞをだらしなく着ている若い衆にゃ、分からないでしょう。そもそも胸ポケットが有りませんものなぁ。でも胸のポケットって結構危ないんですよね。ちょっと下を向いただけで、つるりと落ちてしまう事があるのです。洗面所などは、かなりの鬼門。私の場合、ストラップが有ったお陰で携帯を落とさずに済んだ事は、数知れずでありますよ。

ストラップ・ホールの完成です。

 ところがiPhoneや外国製のスマートフォンには、ストラップ・ホールがついていないモノがほとんどなんですな。これはいけません。勿論、接着剤や両面テープで後付け出来る汎用部品も存在いたします。しかし、こうした支点となる部分には意外と大きな加重が掛かりますので、後付け部品では強度の面で不安が残ってしまうのです。

 お正月に機種変した私のスマホは海外製で、やはりストラップ・ホールがついていません。全体的な機能には十分満足していますから、後はストラップ・ホールさえついていれば100点だったのですがね。しかし、ストラップ装着を優先してスマホとしての機能を我慢するのも主客転倒な話ですし、ま、この際、尻ポケットでも仕方がないかと諦めていたのでありました。

 私の使っている HTC J One HTL22 は、お財布携帯機能が搭載されているにも関わらず、ボディにアルミパネルが使われています。Felicaの微弱な電波が金属板で影響を受けないか当初はちょっと心配しましたけれども、実際に使ってみますと、通信距離や読み取り精度に全く問題はありません。こうしたアナログ的な処理もキチンとされているのですね。待てよ。アルミパネルという事は、従来のプラスティックパネルに比べて、十分な強度が取れるという事。そうだ、DIYでストラップ・ホールを開けちゃえば良いんだ!

 しかし、事はそれ程簡単ではありません。最近のスマホには余分な空間がほとんど無いのです。パネルに穴を開けても、ストラップの紐を通す余地すら取れない程に、中の基盤がギッシリ詰まっております。ところが一点だけ、マイクロSDXCカードの挿入口付近に1.5mm程のクリアランスが取れる箇所を発見しました。ここにならストラップを通せます。

 という訳で早速加工してみましょう。とりあえずφ2.0mmのドリルビットで穴を開け、更にφ2.5mmのビットで、穴をテーパー状に加工します。穴のエッジを斜めにする事で、ストラップ紐を切れにくくするのが狙い。やはり毎日負荷が掛かり続ける箇所ですからね。こうしたエッジの処理は必須でありましょう。

 やあやあ、中々上手く出来ましたよ。重心に対して、敢えて非対称な位置に穴を開ける事で、ぶら下げている時もスマホの姿勢が安定しています。こりゃいいや。

 かくして、スマホを首から下げるオサ〜ン的構図が出来上がった訳であります。ふん!何とでも云いなさい!やっぱ携帯電話は携帯のしやすさが重要なんだってば!中々の出来映えに、大満足な私なのでありました。Copyright (C) by Yas / YasZone

【つづく】

「あれこれ」の目次に戻る

Copyright(C) by Yas/YasZone